おススメ度 ☆☆☆
歴史もの好き ☆☆☆☆
美を愛し、美に生きた利休の生涯。
そこには、若き日の恋の思い出があった。
第140回直木賞を受賞した山本兼一の同名小説の映画化。
東映映画人が総力を尽くして、秀吉の時代の美を描き切った重厚な作品。
ただ、ドラマは利休を演じる主演の市川海老蔵、その妻を演じる中谷美紀をはじめ、しっかりした演技陣で構成される。
千利休が秀吉から切腹を命じられ、自らの命を絶つシーンからはじまる。
その後、切腹21年前にさかのぼり、織田信長から徳川秀吉へと移り変わる天下人に取り立てられ、茶の道を極めていく利休が描かれる。
茶と美術それは器だけに限らず、立ち居振る舞いから始まるわびさびの世界、それは茶室のたたずまいにまでいたる。
一方で、華やかな茶会。
豪華絢爛の中の質素。(以下ネタバレ)
しかし、秀吉にたてついたゆえの切腹。なぜまた茶人が。この辺の説得が緩やかで、疑問が残る。
一方で、若かりし頃、花街で遊び歩いた時代、朝鮮からきていた娼妓に恋をしてしまい。心中騒ぎに。
そこで生き残ったがゆえの緑釉の壺、これが、この映画のキーポイント。
清楚な妻が、死した利休を前に発した言葉!
究極の恋物語だが、ちょっと時代負けした感がある。
歴史もの好き ☆☆☆☆
美を愛し、美に生きた利休の生涯。
そこには、若き日の恋の思い出があった。
第140回直木賞を受賞した山本兼一の同名小説の映画化。
東映映画人が総力を尽くして、秀吉の時代の美を描き切った重厚な作品。
ただ、ドラマは利休を演じる主演の市川海老蔵、その妻を演じる中谷美紀をはじめ、しっかりした演技陣で構成される。
千利休が秀吉から切腹を命じられ、自らの命を絶つシーンからはじまる。
その後、切腹21年前にさかのぼり、織田信長から徳川秀吉へと移り変わる天下人に取り立てられ、茶の道を極めていく利休が描かれる。
茶と美術それは器だけに限らず、立ち居振る舞いから始まるわびさびの世界、それは茶室のたたずまいにまでいたる。
一方で、華やかな茶会。
豪華絢爛の中の質素。(以下ネタバレ)
しかし、秀吉にたてついたゆえの切腹。なぜまた茶人が。この辺の説得が緩やかで、疑問が残る。
一方で、若かりし頃、花街で遊び歩いた時代、朝鮮からきていた娼妓に恋をしてしまい。心中騒ぎに。
そこで生き残ったがゆえの緑釉の壺、これが、この映画のキーポイント。
清楚な妻が、死した利休を前に発した言葉!
究極の恋物語だが、ちょっと時代負けした感がある。