ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「大統領の料理人」、大統領官邸と、南極大陸でおいしい料理を作った料理人

2014-05-17 18:05:42 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆

フランス料理好き ☆☆☆☆

男性主体の大統領の料理人の中で、特に請われて料理人になったオルタンス。家庭料理を作ってほしいと言われ、故郷の祖母の料理を中心に素朴な料理を作り絶賛される。

数々のフランス料理のレシピが次々と現れ、フランス料理好きにはたまらない映画だ。

その土地でしかとれない食材を求めて、各地に電話し、出向いて、レシピ通りのおいしい料理を仕上げていく。

見習いコックも、すぐ彼女のコツを会得し、大統領ご自慢の料理を提供してきた。

映画は、この大統領の料理人の話と、その後応募して採用された南極での料理人の話が並行して語られる。

南極も、男ばかりの所帯。それでも彼女の腕に皆が惚れ込んだ。

官邸では、担当者が交代して、大統領の健康を気遣った料理を作る必要に迫られ、一方、経費節減のお達しが出て、窮地に立たされる。

更には、男社会の料理人、やつかみもあって、対立することに。

勝ち気で、物事をテキパキ進めるオルタンス。やがては、病も得て、去らねばならない日が。

一方、南極では、契約の1年が過ぎ、皆に惜しまられながらの帰国となる。ホタルノヒカリで送られる送別会は感動ものだ。

ミッテラン大統領の料理人は実在していた。ダニエル・デルプエシュである。彼女の物語を脚色して本映画が作られた。フランス料理好きにはたまらない映画だろう。

でも、料理人として毅然たる態度を貫いたオルタンス。彼女を演じたカトリーヌ・フロは愛くるしい。
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