ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「おしん」、橋田寿賀子の連続テレビ小説の映画化

2014-05-27 17:28:39 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆
  おしんファン ☆☆☆☆

あまりにも有名になったテレビドラマの映画化。

32話にわたる大ドラマを少女時代に絞って、展開。子役の濱田こねこの頑張りもあって、結構楽しませる出来になっている。お涙ちょうだいだけの映画ではない。

ただ、残念ながら、今の若い人にはそっぽを向かれたようだが。

明治40年山形県最上川の上流の寒村。当時村は貧しく、喰うものにも困り、娘は7歳で奉公に出された。

はじめは嫌がっていたが、母親が子をみごもり、冬の川につかり、子をおろそうとしたのを見て決心。

だが、奉公先では、徹底的にしごかれ、果てには盗人扱いをされ家出。冬の山奥で助けられ、そこにいた脱走兵の男に、文字などを教えられる。

脱走兵は軍によって射殺され、家に帰ることに、そして二度目の奉公。そこでは、人の気持ちのよくわかるおばあちゃんがいて、つらい奉公も、慰められる。

そこで、母親も働きに出ているのを知り、街で出会う。

最後は、再び自らの意志で奉公に出るおしんで終わる。

苦労話と誤解していたが、前半でかなりいじめられるが、そこここで親切な人や、人生を教えてくれる人がいて、一種の成長物語だ。

そういう意味ではもっと見てくれる人が多くあってほしいとすら思う。折角の国際的な「おしん」物語なのだから。
コメント
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