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「フューリー」、アメリカ軍戦車部隊の対ドイツ作戦、当時の重量級戦車の激突です

2014-12-06 18:13:10 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

戦争映画好き ☆☆☆☆

furyとは「激しい怒り」で、アメリカ軍戦車に名付けられた名前。

この映画に登場する「Fury]という、戦車部隊は実在した。

1945年4月、第二次世界大戦・ヨーロッパ戦線の終結4週間前。死にもの狂いで最後の抵抗を繰り広げるドイツ軍。

そのドイツ軍の掃討にあたった戦車部隊の物語である。

隊長に扮するのが、ブラッド・ピット、リーダーとしての苦悩を表現し、突然配属になった新兵を教育する。

戦闘は、4回にわたって繰り広げられ、決して楽な戦いではない。

何しろ、相手はドイツの戦車隊(ディーガ戦車)。この辺はマニアにはたまらない構図だ。

さらに、この映画で米軍戦車隊(シャーマンM4中戦車)は苦戦を強いられる。

例えば、中間の戦闘で、味方軍隊は4車両だが、その3車両まで壊され、残る一両も奇襲で勝つという危ない戦い。

後半は、300人ものドイツ武装勢力をたった5人で防ぎきるという大戦略である。

実戦に使われたの戦車や、戦車内部を撮影するために改造した戦車、戦車の上部から撮影できるようにした戦車など、臨場感を出すための工夫がなされている。

おかげで、135分の大作のほとんどを戦車という小さい空間での撮影という冒険をし成功している。

新米兵の教育、リーダーの苦悩と決断、キリスト教を基にした、戦争や生死感なども描かれる。

決して万々歳の勝利戦にならないので、その向きの戦争映画ファンには不満が残るかもしれない。

ブラッド・ピットをはじめ泥だらけで撮影に臨んだ俳優たちも大変だったろう。
コメント (1)
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