ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「インターステラー」、大宇宙冒険と家族愛の映画

2014-12-02 17:17:59 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆☆

SF(宇宙)映画好き、家族映画好き向き

169分の長尺だが、物語が壮大なだけに、いつの間にか時間を忘れてしまう。

ただ、「ワムホール」「多次元宇宙」「高次元生命体」などのSF用語が頻発され、興味のない向きには、退屈かもしれない。だが、それらを知らなくても、映画自体の理解にはそれほど影響しないので、軽く流すのもよし、深く考えるのもよし。

昨年の「ゼログラビティ」には、うならされたが、本作はかなり宇宙船以外の部分も描かれ、まして父娘愛がもう一つのテーマである宇宙映画だ。

冒頭、農場を経営する元宇宙飛行士クーパー。猛烈な砂嵐で、畑は勿論、生活まで破壊されそう。そんな、未来のない地球から、新しい宇宙に望みをかけて探検に臨むクーパー。

10歳の娘と15歳の息子がいるが、特に娘を可愛がっており、いつ帰れるともしれぬ宇宙への旅に躊躇する。が、人類の未来のため、すでに開発されている土星近辺のワームホールへと旅立つ。

隊員は4名、それにロボットがいる。このロボットがまたよく働く。様々なトラブルも、状況判断で何とかクリア。

ここでも、宇宙船から出ての船外活動もあり、ひやひやものだ。ただ、あくまでクーパー目線で、同僚の女性とは共同作業で、一つ一つ問題をクリアしていく。

到達した、星には、先遣隊の存在があるが、地球に似た氷山があったり、大きな津波が襲ってきたりと地球上並の天然災害だ。

そして結局、新しい地球の移住先が見つかるわけもなく、ラストへと向かう。

そして、時間経過の異なる宇宙と地球との時間差が、娘との年齢差となり、微妙なラストを迎える。

5次元空間という、現在の地球空間ではありえない存在も描写され、父娘愛が達成される。

壮大な宇宙映画を作り上げたクリストファーノーラン監督の腕は確か。

マシューマコノヒーが主人公を演じている。
コメント
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