ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「バンクーバーの朝日」、日本移住者が野球で意地を見せる映画です

2014-12-27 18:15:31 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

基本野球映画ですから、野球好きにはいいでしょう。

1900年代カナダに移住した人の苦労物語ですから、そういう歴史好きにはいい映画です。

これは実際にあった話を、ドラマ化した映画です。

カナダにもロケしましたが、この時代の野球場や日本人街、白人街を再現した足利市のセットは、なかなかのもので金もかかっています。

おまけに豪華キャスト、ただ、キャスト人が多いだけに、たとえば宮崎あおいなど、友情出演としかみえません。

移民二世が作った野球チーム。あまりパッとしなかったのが、バントや盗塁(これイチロー野球ですね)で、勝ち上がり、リーグ優勝する物語です。

でも、貧しい日本人、それぞれに金銭面も含めて悩みを抱えています。その悩みを吹っ切ってくれたのが野球でした。

ただ、優勝した途端、第二次世界大戦が始まって、皆収容所行きとなってしまいます。折角の盛り上がりがぱあですね。(これやっぱり映画的にマイナス)

途中白人ピッチャーが危険ボールを投げて、騒動が起こります。

まあ、それぐらいが、盛り上げで、それ以外は淡々と話は進みます。

中で、主人公の父親(佐藤浩市)が、日本に仕送りばかりして、家庭を顧みないという昔堅気の男が描かれます。

監督は、「舟を編む」の石井裕也ですが、コマーシャルベースの大作は初めてで、戸惑いがあるようです。

バンクーバー国際映画祭の観客賞を受賞したのは、愛嬌でしょうか。
コメント
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