ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「醒めながら見る夢」、辻仁成の京都を舞台にした恋物語

2014-12-28 18:50:05 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

辻仁成好き、京都好き ☆☆☆

辻仁成作品、京都が舞台というキーワードで借りてしまった。

舞台演出家を主人公とした姉妹との許されぬ恋をテーマの映画。

文学作家だけに、こここかしこに、芸術的雰囲気が。京都の路地裏の隠れ家風だったり、こじゃれた和風バーだったり。

でも、なぜか+15。

繩が出てくるのでそうしたとか。でもエロいシーンはありません。また、着物が多用されています。

観光映画風でなく、むしろ、人の知らないような裏道が描かれます。

でも、夏を現すだけに、祇園祭のよい山の雰囲気が。

それにしても、意味深な題名「醒めながら見る夢」からわかるように、この世とあの世の物語なのです。でもホラーではありません。

なのに、縄にはまるとは、縄は人を自由にするようだ。

登場する稽古舞台は、いたって現代風。ポールダンスが出てくるだけみたい。(もともと音楽劇の映画化だそうだ)

ラストは、川辺で石を積む、供養塔。死をイメージか?

CHEMISTRYの堂珍嘉邦、梨臨、石橋杏奈、村井良太らが出ている。

そこここに、辻仁成の人となりが出ているようにみえる。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする