ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「チング 永遠の絆」、「友へ チング」から12年、ヤクザの抗争・その続編

2014-12-08 17:09:04 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆

韓国やくざ映画好き ☆☆☆☆


高倉健、菅原文太の死で、昭和のやくざ映画は、もう見られなくなったが、韓国に飛び火して、韓国やくざ映画は熱い。

2001年に公開され、チングシンドロームまで引き起こした「友へチング」の続編がやっと公開された。

主役のチャンドンゴンは出演していないが、相手役のユ・オソンに加えて、若手のキム・ウビンが参加。

今回は、兄弟愛より親子愛といった感じ。

抗争で刑務所に入ったいたジュンソクが出所。組へ戻ると弟分が仕切っていた。

一方、若くして抗争を繰り返し、義理の父親をもいたぶったソンフン、二人は刑務所でも知り合っていたが、娑婆で兄弟として活躍することに。

前半は、少し話がややこしく、ジュンソクの話と、ソンフンの話が交互に描かれたりして、物語が複雑。前作を勉強しておけば、少しは理解できるが、ちょっと複雑。おまけに韓国映画らしい味付けがそこここにあり、すんなりと溶け込めない。

ただ、本筋は、ジュンソクの弟分への攻撃であり、そこだけを押さえておくのであれば結構面白い。

だが、ジュンソクの父親のヤクザ親分としての活躍や、ソンフンの父親話が絡んで物語は進展。

韓国映画では、銃の使用が控えられているせいか、やたらと手近なバットや包丁などあらゆるものが武器になって、血だらけの抗争となる。

売春と薬の稼ぎから、企業活動へシフトしているやくざの実態も垣間見れる。

前作のすっきり感はないが、家族愛の苦悶が適度にちりばめられている。
コメント
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