ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「 6才のボクが、大人になるまで」、そのまんまの映画です。

2014-12-14 17:14:05 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆☆

ただし、そのまんまの映画なので、ドラマチックな展開は、期待できません。

例によって、予備知識なしに見た私。6歳の子供が大人になっていくのに、どう見ても同じ俳優が出ているとしか言えない不思議さ。

これ、12年かかって、俳優の成長とともに撮影したという、一種実験的な映画。なのに、ちゃんと物語がうまくつながって、どうなってるんだろうと思うぐらいよく作られています。

母親の転勤とか、離婚とか、それなりに、ドラマはあるが、そこここで、6歳だった主人公は成長していくのだ。

それにしても、12年間も、撮影スタッフや、主な俳優たちを拘束して、その間売上収入はなく、まったくの冒険。まずこの快挙に拍手。

物語の一つのヤマは、2度目の父親の家庭内暴力、これは現代の家庭につきもののような危ういものだが、結局母親の決断で次へのステップに進むことになるのだが。

その意味では、実の父親の存在のユニークさもこの映画を面白くしている。

自らは自由に生活をし、若い女性と結婚もするが、息子たちとの接触を忘れない、父性愛を見せてくれる。

ラストは、結局親離れをする主人公。子を持つ親の通過儀礼が描かれるが、これも良しというところか。
コメント
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