ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「アメリカン・スナイパー」、実在したアメリカの射撃手の話です

2015-02-27 18:22:38 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆☆

シリアス映画好き、クリントイーストウッド好き ☆☆☆☆☆

日本では評価が高いが、アメリカではアカデミー賞は逃した。ただ、興行成績はいいらしい。

実在の射撃手、イラク戦争に4度も派遣され、160人を殺したという凄腕の御仁クリスカイル。

その男の半生を追った戦争映画です。

ただ、射撃手ですから、基本は、相手との距離を置いての戦いです。

白兵戦とか、ガチンコの肉弾戦ではありません。

しかしその迫力は、すごいです。

まず、母親とその子供を射殺する冒頭シーンから、くぎ付けになります。

これは、相手を殺すシーンですが、相手が女子供であるがゆえ、撃っていいかどうかの躊躇があります。

しかし、テロは、そんなことは許してくれません。現実は厳粛です。

アメリカですから、正義があります。

仲間の命を救うのですから。

しかし、戦です。

近しい戦友を身近で亡くし、その相手がオリンピック選手の射撃手です。復讐を誓います。

遠距離の攻防でも、今の映像技術は迫力をもって捕えます。

そして戦後、繰り返した戦場の悪夢は、肉体を阻みます。

優秀な射撃手の悲劇で終わります。

エンドの後は無音。  どしんときます。

ブラッドリークーパーが、体力作りに励んで、迫真の演技です。カイルに似ているようです。

周到に準備された映画作りは、見るものを感動に導きます。 
コメント (1)
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