ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「繕い裁つ人」、中谷美紀が頑固な洋服づくりを演じています。

2015-02-14 17:47:30 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

ただ、洋服づくりの職人さんの話なので、男性陣はちょっと苦手かも。

池谷葵の同名人気コミックを実写映画化。

「ぶどうのなみだ」「しあわせのパン」の三島有紀子が監督、職人の生きざまを描いています。

ドラマとしての大きな盛り上がりがないので、その点では不満の人もいるかもしれません。

ただ、非常に丁寧な作りで、特にロケ地を厳選。神戸(川西も)が舞台で非常におしゃれ。

 淡い作風は、西洋の洋画を見ているようで、光の使い方がうまい。調度なども凝っていて、さすがファッションの映画だなと感心させられる。

南洋裁店は祖母が開いたが、亡くなり、二代目を孫の市江が継いでいる。

今は、既製服が多いが、昔は皆洋服屋で仕立てたものだ。その意味では懐かしい雰囲気だ。

市江は、大丸百貨店の営業マンから、ブランドを立ち上げるように勧められるが頑として拒否。

だが、その営業マンが東京へ転勤し、彼の妹のウェディングドレスを作るようになってから、気が変わる。

洋服を裁つ姿がりりしい中谷美紀。ある意味では彼女のための映画でもある。

洋服の直しなどを頼みに来る近所の人や、夜会など、それなりに、ヴァラエティはあるのだが。
コメント
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