ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「グランドフィナーレ」、老境のイギリス人作曲家の再生!

2016-05-01 17:39:48 | ヨーロッパ映画
おすすめ度 ☆☆☆

アート系映画好き ☆☆☆☆

イタリア・フランス・スイス・イギリス合作 R15+

アルプスのリゾート地にある高級ホテル。引退した80歳の老作曲家・指揮者のフレッド・バリンジャー(マイケル・ケイン)は今、そのリゾートホテルでサウナ、マッサージ、プールを楽しむ毎日を過ごしていた。

そこには、親友の映画監督のミック・ボイル(ハーヴェイ・カイテル)ほか、名を成し遂げた人たちがいた。

フレッドの娘とミックの息子は結婚していたが、ミックの息子に恋人がいて破局に。

作曲家と映画監督の話で進んでいく。

老境を描いているので、監督もと思ったが監督のイタリアのパオロ・ソレンティーノは意外と若い45歳。

話にまとまりがないので、この映画に乗れない人には、退屈な映画だ。

だが、映像のすばらしさと音楽の美しさ、そして突拍子な映像の数々。

この映画にはまると逃げ出せない。

英国女王の前で演奏して欲しいという誉有る依頼を個人的な理由で断っていた作曲家。

やがて、いろいろな出会いの果て、ラストは、謎が明かされ、女王の前で披露される「グランドフィナーレ」(これはまさに感動もの)で締められる。

人生の機微あふれる、セリフの数々。

原題は「Youth」、これはまさにこの映画にふさわしい題名だ。





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