ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「夏をゆく人々」、カンヌグランプリのイタリア映画!

2016-05-15 17:12:34 | ヨーロッパ映画
おすすめ度 ☆☆☆

カンヌグランプリと言いながら、実に地味な映画。

イタリヤ、トスカーナ地方の養蜂業者のひと夏。

その家族は父系家族だが、主に切り盛りしているのが、長女のジェルソミーナ。

この長女のひと夏の物語だ。

イタリアの新鋭女性監督アリーチェ・ロルバケル、養蜂家で育っただけあって、養蜂の描写は、事細か。

湖水浴の先で出会ったテレビ番組「ふしぎの国」とその美しい司会者に心惹かれる。

一方、父が連れてきた「盗みを犯した少年」がやってきて、交流がはじまる。

テレビ番組の出演や、子供の機械による大けがなど、事件は起こるが、淡々と語られる。

そして、ラクダの存在、少年の吹く口笛、ジェルソミーナの蜂に顔をはわせる顔芸、洞窟での幻想的なシーン。

イタリア映画特有の寓話的描写に心奪われる。

でも、どこまでも、地味。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする