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「アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち」、ホロコースト世紀の裁判のTV実況!

2016-05-03 16:53:05 | イギリス映画
おすすめ度 ☆☆☆

実話好き、ナチス裁判好き ☆☆☆☆

アイヒマンは、ナチスにあって、ユダヤ人大虐殺の責任者とされている。

彼は、アルゼンチンでの逃亡生活中に逮捕され、イスラエルに連行され、エルサレムで裁判にかけられた。

その裁判をテレビ中継したクルーがいた。

本作は、そのクルーたちの動向を映画化したものだ。

この映画がユニークなのは、フィクションとしてのドラマの映像と、実際の当時のテレビ映像をミックスしながら話が進むことだ。

何しろ、世紀の大立者アイヒマン。がんとして無罪を主張。(ここは、生の映像が生きている)

法廷で、被害者たちの訴えと、その当時の記録写真が披露され、それを見つめるアイヒマン。

そのアイヒマンの一挙一動を映し出そうとするテレビマンたち。

それにしても、アウシュビッツの映像は鮮烈だ。やせ衰えた全裸の男性、それはもう人間ではない、でもまだ生きている。そして次には、その彼らは死体となり、山のように積まれた全裸男性の死体。もう正視できない。

よくまあこんな映像が残されていたものだ。

映画自体は、その強烈な映像の陰に隠れてしまう。

でも、裁判をテレビ放映し、世界に配信したというからそのことは、賞賛すべきだろう。
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