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「菊とギロチン」、大正末期、アナーキスト集団ギロチン社と女相撲!

2018-07-13 17:32:53 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

骨太な映画好き、大正時代劇好き ☆☆☆☆

R15+

189分の長尺 途中休みなし

関東大震災後、閉塞感漂うニッポン。

世直しを願う秘密結社ギロチン社は、実在した。タイトルバックで、彼らのその後が語られる。

一方、女相撲という興行も実在した。

女相撲に色気を期待すると、期待外れ。なにしろ、官憲の目が厳しく、色気を見せれば即逮捕という時代。

それにしても、軍隊、警察、そして在郷軍人会。

一方で、男性上位の世間体。そして差別(韓国人というだけで、執拗なリンチ)

女相撲は、力の戦い。相撲の前座で、米俵を持ち上げたり、力の見せ所だ。そこでは、力が勝負。大学の相撲部の特訓を受けての演技。

一方の、ギロチン社、若者の血気は盛んだが、こちらは力では、官憲に負ける。

そのギロチン社の若者と、女相撲の面々、自然と恋に発展。

青春を謳歌する。

イッチャナ節で踊るシーンは、ミュージカル風。

長尺がお得意な瀬々監督渾身の一作。

カンパを寄せ集めての映画作り、それだけ情熱が感じられる。

映画自体は群像劇の体。

 

コメント
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