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「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」、アイリーンの別荘をめぐる駆け引き!

2018-07-02 10:35:38 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆

建築に関心のある方 ☆☆☆

ベルギー・アイルランド合作

ル・コルビュジエと言えば、国立西洋美術館の設計者で日本でもおなじみ。「ル・コルビュジエの建築作品」が、世界遺産に登録されている。

で、この映画タイトルからすれば、コルビュジエとアイリーンの恋愛話のように聞こえるが、ちょっと違う。

アイリーンは、冒頭の描写でもあるように、椅子が28億円もの高額で買われ、その技量は確かなものだ。だが、女性ゆえに、存命中はなかなか芽が出なかったようだ。

同時期に、ドキュメンタリー「アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー」が公開されている。

で、本作品は、アイリーンが、恋人と住むために作った別荘「E.1027」、そこで繰り広げられる、コルビュジェとの確執が描かれる。

コルビュジェが、アイリーンの才能に嫉妬し、この別荘に抽象壁画を描いてしまい、別荘も自らの作品であるかのごとくふるまったことだ。

建築界の裏話の映画化で、その道の好事家でないと、あまり興味がわかない。

恋愛シーンも、特に取り立てた雰囲気もなく、魅力はない。

建築物も、現在国が管理しているが、そのせいかセット撮影がほとんどで、本物の魅力はない。

まあ、芸術的雰囲気は、、満ちている。




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