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「笑う故郷」、ノーベル文学賞受賞作家の帰郷とブラックユーモア!

2018-07-01 17:25:12 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆★

2016年・第73回ベネチア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞。

アルゼンチン・スペイン合作

冒頭、ノーベル文学賞受賞式での、スピーチに権威におもねる皮肉を語り、後半へのつなぎがある。

色んな、招待を断りながら、故郷での表彰大会に期待して赴く。

着いた早々からトラブルに巻き込まれ、前途多難。

一日目は、なんとなく終わるが、宿に帰ると、ファンの女性が訪ねてきて、積極的にセックス。

これが後で効いてくる。

二日目から、講演に反対する人たちが出てきて、一時は騒然。

三日目には、記念の像が作られ除幕式。

絵画コンクールの審査員を頼まれ、権威的なものを落選させる。

パレードも行われ、故郷は大歓迎のはずだったが、故郷のことを題材にして金儲けをしているとやつかみが。

さらには、昔の恋人が絡んで、その旦那と娘に翻弄される。

まさにブラックユーモア。ラストはサスペンスっぽい。

なかなかうまい作劇で、心に残る。

主演はオスカル・マルティネス。



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