ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「きみの鳥はうたえる」、佐藤泰志原作の函館恋愛物語!

2018-09-28 18:32:11 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

函館郊外の書店で働く“僕”と、一緒に暮らす失業中の静雄、“僕”の同僚である佐知子の3人は、夜通し酒を飲み、踊り、笑い合う。微妙なバランスの中で成り立つ彼らの幸福な日々は、いつも終わりの予感とともにあった。

「Playback」などの新鋭・三宅唱監督作品。

僕を柄本佑、静雄を染谷将太、佐知子を石橋靜河が演じ、絶妙のアンサンブルを見せてくれる。

最初、僕と佐知子は、セックスをするが、佐知子は、勤め先の書店の店長と不倫関係にある。

佐知子が、僕の部屋へ遊びに来るようになり、静雄とも仲良くなる。

三人で、夜、街に出かけ、歌い、踊り、ビリヤードをし、酒を飲む。

そして夜明けの街。

原作者の佐藤は、函館出身。原作は、東京を描いているが、函館に変更、現代の姿だ。

私自身も、酔っぱらって、深夜に繰り出し、青春を謳歌した経験があるが、まさにそれ。

そして、「面倒くせえ」と思っていた僕が、真剣に佐知子を恋するようになる、成長物語でもある。

そもそも、お金がないのに、飲み歩くかとも思うが、この何とも言えない雰囲気が、金をも吹き飛ばしてしまう。

まさにそんな青春を切り取った良作だ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする