ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「サニー 32」、殺人犯少女サニーをめぐるどたばた!

2018-09-19 17:45:41 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆

PG12

「NGT48」の北原里英が映画初主演。

映画は、長崎県佐世保(させぼ)市で起きた通称「佐世保事件」をモチーフに描かれている。

ネバダ事件とも呼ばれたこの事件は、2004年6月1日午後、長崎県佐世保市の市立大久保小学校で、6年生の女子児童が同級生の女児にカッターナイフで切り付けられ、死亡した事件である。

加害女児は事件後、収容先の自立支援施設でアスペルガー症候群と診断されている。

さらに、ネットで加害者、被害者の写真が公開され、加害者が美少女だったので話題になっている。

映画は、それから14年後。中学校教師の赤里は、サニー信奉者に拉致され、監禁される。

ネット信者たちが集まり、ドローンまで飛ばして、偽加害者の赤里に、インタビューしたり、ネットで話題に。

まあこの変になってくると、いささか狂った集団となり、悲劇への突入となります。

そして、本物の加害者が現れて、と、意味不明の展開に。

秋元康がスーパーバイザーで参加。北原の売り出しが目的か。

「凶悪」の監督・白石和彌と脚本・高橋泉がタッグを組んでの作品なのだが。

ピエール滝とリリーフランキーがわきを固めている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「馬を放つ」、キルギス映画、熱い信念を秘めた純粋な男を描く!

2018-09-19 10:22:58 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆

異文化映画好き ☆☆☆★

キルギス・フランス・ドイツ・オランダ・日本合作

名匠アクタン・アリム・クバト監督作品。主演も。

中央アジアに位置する美しい国キルギス。村人たちから「ケンタウロス」(ギリシア神話に登場する半人半獣の種族の名前である。の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしている)と呼ばれる寡黙な男がいた。

競走馬の厩舎から馬を盗む男。

盗む男を特定するため、おとりの馬を用意する。そこに現れたのはケンタロウス。

ケンタロウスには、馬を放つ理由があった。

キルギスにも、近代化の波が押し寄せ、競馬もその一つだ。

近代化にあがなうようなケンタロウス。

馬に乗り、手を広げ、翼のようにかける姿は勇ましい。

宗教問題、男女問題、村社会など、投げかける問いは鋭い。

キルギスの悩みが、浮き彫りにされ、美しい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする