おすすめ度 ☆☆☆
官能映画(ラブロマンス)好き ☆☆☆☆ 特に女性向きか
R18+
「娼夫」として生きる男を主人公に性の極限を描いた石田衣良の同名小説(直木賞候補作)を、2015年に上演した舞台版が大きな反響を呼んだ監督・三浦大輔×主演・松坂桃李のコンビで映画化。
たしかにリアリティのある映像で、セックスシーンに挑んだ心意気は買うべきだろう。
大学生リョウは、怪しげな女性に惹かれ、娼夫の世界へ。
そこで繰り広げられる、様々な女性及び男性とのセックス。
それは高額な報酬に裏付けられたまさに職業としてのセックスだ。
娼婦について描かれた作品は多いが、娼夫は珍しい。
だが、高額を投じて、快楽を求める女性の場合は、どこかいびつ。
松坂桃季が、体を張っての全裸シーン。
日本映画にしては珍しく、全裸でのセックスが続く。
映画故、角度を工夫しての撮影だ。
その前後の景色や音楽が、かなりスタイリッシュで、飽きさせない。
次々と新しい物語の展開があるので、目が離せない。
舞台は、チケットが売り切れだったと聞くが、舞台ではより生の感じが出ていて、見たかった思いがある。
女性陣の中では、年齢にも関わらず、セックスシーンに挑んだ江波杏子さんに軍配。