おすすめ度 ☆☆
SF映画好き ☆☆☆
ハンガリー・ドイツ映画 PG12
ハンガリーのコーネル・ムンドルッツォ監督作品。
父とともに祖国シリアを逃れハンガリーを目指す少年アリアンは、混乱の中で父とはぐれ、国境を越えようとしたところを国境警備隊の男ラズロに銃撃されてしまう。瀕死の重傷を負ったアリアンは、難民キャンプで働く医師シュテルンのもとへ運び込まれる。
シュテルンの診察を受けたアリアンは体調の異変を訴え、シュテルンの目の前で重力を操って浮遊してみせる。
シュテルンは、恋人ベラと共に、アリアンを連れて逃走しようとする。
空中浮揚と言っても、スパイダーマンのように自由自在に飛べるのではなく、すうーと浮揚し、滑らかな感じ。CGを使わずその雰囲気を出している。
難民問題や宗教問題などハンガリーの複雑な背景があるようだが、その辺はややうっとおしい。
町の俯瞰映像は、貴重だが。