おすすめ度 ☆☆★
香港。マレーシア・日本合作
ウォン・カーウァイ作品のカメラマンとして知られるクリストファー・ドイルが、ジェーン・シュンと共同監督を務めたドラマ。
日光を浴びることができない少女と、どこからともなくやってきた異邦人の男の出会いから始まる物語をつづる。
日の光を浴びるとやせ細ってしまう奇病に侵された16歳の少女は、日没後に肌を露出し、お気に入りの音楽をお気に入りの場所で楽しむことが、唯一孤独を癒す手段だった。ある日、彼女は突然その村に現れた異国の男(オダギリジョー)と知り合う。男との出会いから、少女は今まで知ることのなかった、彼女自身のルーツに触れることとなるが……。
一方、この村は、開発の対象で、やがて消えゆく。
白い少女は何を意味するのか。
失われゆく、風景を監督は、アーティスティックに切り取っていく。
物語は、いまいちだが、おとぎ話のような、雰囲気がはかない。