おすすめ度 ☆☆☆★
こんな映画が、上映されていたとは知らなかった。
劇場公開は、限定されていたようだ。おまけに題名も地味。「名前」ってなんだ。
中村正男は経営していた会社が倒産し、茨城の地にやってきた。周囲にさまざまな偽名を使い、なんとか体裁を保ちながら自堕落な暮らしを送っていた。
ある日、正男を「お父さん」と呼ぶ女子高生・葉山笑子が突然現れる。
この正男を、津田寛治、葉山笑子を新人の駒井連が演じる。
この駒井連がなんともチャーミング。彼女の存在がぴか一。
肝心なシーンで奏でられる(歌う)トルコ行進曲。
孤独な生活を送っていた二人が、父子のように暮らし始め。
ちょっと、ホラーっぽいシーンもあって。
笑子のシーンでは、学生演劇が。(ちょっと私的には意味不明)
そして、ラスト。なんとうまい展開。
成長した二人の仲は、きっとうまくいく。