おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)
日本が誇る戦艦ヤマト。
冒頭、戦艦大和の沈没シーン。
VFXの勝利、まさに圧巻。
戦艦が横倒しになり、欄干にしがみつく兵士の哀れなこと。戦艦至上主義の成れの果てだ。
で、映画は、山本五十六(舘ひろし)の後押しで、戦艦計画のずさんさを暴く青年将校(菅田将暉)の話だ。
タイトルのアルキメデスのごとく、素早く数式にして解を求める。
時間とのギリギリの争いだ。
この話に肩を貸すのが大里造船の社長(鶴瓶)。
青年将校の補佐役が田中正二郎(柄本佑)。これがまたうまい。
対する戦艦設計者平山中道(田中泯)。
青年将校に期待を寄せつつ正道を解く。
作りすぎの感があるが、それもドラマ。
最後まで見せてくれる。