おすすめ度 ☆☆☆★
「第13回岡山芸術文化賞功労賞」を受賞した同名コミックを実写映画化し、岡山県備前市で陶芸に情熱を燃やす人々を描いた人間ドラマ。
まあ、完全なご当地映画。
それだけ、エンドロールも含めて、備前焼の歴史など、丁寧に描かれている。
OLからぽっと出の女性(奈緒)と、偏屈で人付き合いの下手な陶工(平山浩行)。
この二人のコンビが映画の主体。
二人の描写が、ぎこちないので、盛り上がりに欠けるが、人間国宝の爺様役の笹野高史が、つなぎ役で、絶妙な味を出している。
備前焼の工程も丁寧に描かれ、備前焼の特徴など、備前焼の勉強になる。
町を上げて応援している姿が浮かぶ。
地味な映画だが、備前焼を知る上でも一見の価値がある。