ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ハルカの陶」、OLが、備前焼にあこがれ、成長する話!

2020-10-02 17:38:22 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

「第13回岡山芸術文化賞功労賞」を受賞した同名コミックを実写映画化し、岡山県備前市で陶芸に情熱を燃やす人々を描いた人間ドラマ。

まあ、完全なご当地映画。

それだけ、エンドロールも含めて、備前焼の歴史など、丁寧に描かれている。

OLからぽっと出の女性(奈緒)と、偏屈で人付き合いの下手な陶工(平山浩行)。

この二人のコンビが映画の主体。

二人の描写が、ぎこちないので、盛り上がりに欠けるが、人間国宝の爺様役の笹野高史が、つなぎ役で、絶妙な味を出している。

備前焼の工程も丁寧に描かれ、備前焼の特徴など、備前焼の勉強になる。

町を上げて応援している姿が浮かぶ。

地味な映画だが、備前焼を知る上でも一見の価値がある。

 

 

 

 

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「ロマン・ポランスキー 初めての告白」、ポランスキーの半生を自ら語る!

2020-10-02 10:38:18 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ポランスキー好き ☆☆☆☆

イギリス・イタリア・ドイツ合作

2012年製作

ポランスキーが、未成年少女との淫行で、有罪となりアメリカを脱出、スイスに移り住むも、自宅軟禁された。その当時、ビジネスパートナーにインタビューを受けた時の、フィルム。

オカルトホラーの金字塔「ローズマリーの赤ちゃん」(1968)、フィルムノワールの傑作「チャイナ・タウン」(74)、カンヌ映画祭パルムドール&アカデミー監督賞受賞の「戦場のピアニスト」(2002)のポランスキー。

彼は、ナチスによるユダヤ人迫害の当事者であり、美人の妻が惨殺された事件の当事者でもある。

そんな彼が、振り返って話す対談。

ことがことだけに、興味津々な話である。

少女淫行事件も、淡々と事実を述べており、まさに人生の変遷を体感した人物の語りだ。

ポランスキーの映画論については触れておらず、それはまたのことなのだろう。

 

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