ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ダンサー そして私たちは踊った」、グルジアダンスと同性愛!

2020-10-16 17:24:07 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

スウェーデン・ジョージア・フランス合作

PG12 同性愛の表現

冒頭、グルジアダンスのテレビが写される。ロシアのコサックダンスに似て、ジプシーの踊りにも似た迫力あるダンス。

ジョージアの国立舞踊団で、ダンスパートナーのマリとともに幼少期からトレーニングを積んできたメラブ。カリスマ的な魅力を持つ新星イラクリの登場により、彼の世界は大きく動き出す。

メラブの踊りは身のこなしから男性的よりむしろ女性的、その分官能的。

そんな彼が、イラクリによりゲイの道を開発され、彼がいなくなると、自暴自棄に。

この辺の感情の機微が、絶妙に描かれている。

別のゲイとの一夜とか、兄結婚式での振る舞いとか、丁寧に描かれている。

その他兄の結婚式では、出席者がみな踊りだし、グルジアでは踊りは日常的なものなのか。

その踊りは、フラメンコを思い出させる官能的なものだ。

ラスト、メラブの新しい門出を予感させて終わる。

主演のレバン・ゲルバヒアニは魅力的。

ジョージアではゲイの表現が制限されていて、上映が困難だったような。

 

コメント
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