おすすめ度 ☆☆☆★
正統派西部劇を見続けてきたものにとっては、ここまで来たか?
インディアンを攻撃し、喝采する白人部隊。
そんな、映像はひと塊もない。
あるのは、葛藤、白人同士のいがみ合い、インディアンによる虐殺。
1892年、産業革命によって急速に開拓地や街へと変貌を遂げつつあるアメリカ・ニューメキシコ州。インディアン戦争の英雄で、現在は看守を務めるジョー・ブロッカーは、かつて宿敵関係にあったシャイアン族の酋長イエロー・ホークとその家族をモンタナ州へ護送する任務に就く。
そのロード中に、起こる出来事は、勝ち戦ではない。醜い争い。
そんななか、インディアンと白人の戦士との心の交流。
クリスチャンベールが渋い。
心にしみる映画だ。
ラストは救いか?