おすすめ度 ☆☆☆
戦争映画好き ☆☆☆★
朝鮮戦争下で歴史の闇に埋もれた実話をもとに描いた戦争アクション。
北朝鮮の猛攻を受けた韓国軍が戦況を打開するためマッカーサー将軍の指揮下で計画したクロマイト作戦(仁川上陸作戦)。
奇襲を成功させるため、軍上層部は無謀とも言える陽動作戦を発動する。
訓練期間わずか2週間、平均年齢17歳の772人の学生兵たちは「長沙里(チャンサリ)に上陸せよ」との命を受ける。しかし、彼らに支給されたのは使い古された武器とわずかな弾薬、最小限の食料だけだった。
そして、台風の襲来で、その上陸作戦は、悲惨な有様。
だが、隊長の指導よろしく、敵陣を攻撃、占領する。
急激な戦闘で、多くの戦闘員を失った、韓国と北朝鮮、学生に頼らざるを得ない事情があった。
北は、南下して占領した土地での学徒を戦士に仕立て上げていた。
おかげで、幼馴染が敵対する羽目に。朝鮮戦争ならではの悲劇。
これらをまじめに描いていく。
援軍が来るのが遅すぎるとか、助けに来た船に、先に乗り込む隊長とか、首をかしげるシーンがままあるが?
韓国映画らしい大げさな描写が少なく、好感を呼ぶ。(一方で、アクションシーンが少ない不満)