ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「パパの木」、父の死後、大きなイチジクの木に父を感じる、娘と母!

2013-06-22 17:41:31 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

フランスの女性監督が、オーストラリアで撮った作品。

オーストラリアだから、クリスマスは夏だ。

父が心臓発作で、車の運転中家の大木に衝突して死んでしまう。

大黒柱を失った家族は、茫然自失。

そんな中、母は、働き始め、そこの店主といい関係になる。

息子二人と少女という家族構成だが、少女が一方の主人公だ。

少女は、イチジクの大木に登って、父を感じるようになる。

そして、母が男と親しくなるのを嫌がっている。

その大木が、母の恋を邪魔するように、暴れ出す。

そして、いくつかの事件ののち、家族が出した結論は、家族の団結だった。

オーストラリアの大自然が、木々や動物などを通して描かれ、

一方、自然の猛威も描かれる。

少女の父への執着が痛ましい。
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「危険なメソッド」、精神分析医ユングの患者との恋物語です

2013-06-21 19:43:52 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

単純に題名だけで、アクションものと勘違いしていた。

これ、れっきとした歴史もの、それも世に有名なユングとフロイト、2人の精神分析学の権威の話なのだ。

途中出てくる会話に、ちゃんと耳を傾ければ、世の精神分析を理解できるだろう。

そんな高尚な映画なのだ。

だが一方、しょっぱなから見せられる、精神異常の女性。これを演じるのがキーラナイトレイとくるから、大変な作品だ。で、彼女、その異常さからくる顔面の変化技、それは苦痛なのか、喜びなのか。

要は、性の精神分析の範疇なのだ。

ゆえに、徐々に明らかにされる彼女の幼少期の性体験。

そしてその怪しげなくねりに徐々にひかれゆくユング。医者が患者のとりこになるとは。

そして、その話をフロイトにして、学問的対話を。

でも、ユングには立派な奥様がいて、子供までできる。

そして一方、精神を病んでいた彼女は、医者をめざし、自らが精神科医になるというお話。

1900年初頭のヨーロッパ、裕福な妻のいるユング夫妻には、ハイソは雰囲気が、三角関係というには危険すぎる愛のお遊びめいた映画になっています。

でも、性の学問ってなにか、とっつきにくいな?

 
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「ハードラッシュ」コカインの密輸でへまをした義弟のおかげで、偽札輸入を敢行

2013-06-20 16:23:19 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

「テディ」のマーク・ウォールバーグが主演で頑張っているが、すっごい爆発とか、銃撃戦とか、カーチェイスがないので、やや地味目。

でも、なかなかスリリングな展開、最後まで目が離せません。

運び屋で一家をなしたが今は、足をあっらって、妻と子供二人真面目な生活を送っていたが、義弟のチョンボで、大量の借金を背負う羽目に。

そこで再び、偽札の運び屋をするため、パナマへ出かける。

お決まりのタイム制限のスリル満点で、船が停泊中にことを納めなければならないハラハラドキドキ。

偽札の用紙が違っていたり、昔の仲間が死んで後釜がいたり、予期せぬ出来事が次々発生。

一方、港では、妻が襲われ、危機一髪。

帰りには、再び義弟のへまで、麻薬を密輸、それが、タレこみでばれて、警察沙汰に。

次から次の難題に、沈着冷静に物事を片付けていく主人公はカッコいい。

最後は、どんでん返しの快挙で、すっきり。

夫婦愛が貫かれ、感動もの。

まあちょっと、出来過ぎの感が?



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「告白 ファミリーレポート」、家族のセックスを描いた異色作

2013-06-19 19:28:35 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆
     R-18作品。

劇場未公開。

18歳の青年が、学校でオナニーシーンを公開、写メに撮って、停学処分に。

自分だけが未経験なので、友達にそそのかされてやったとか。

両親は、改めて息子に性教育をしていなかったことを反省。

でこの一家、兄と養女の姉がいるが、彼らは、適当に異性たちと楽しんでいる。

父方のおじいちゃんがいて、妻を亡くし今は娼婦と週二の関係と告白。

母まで裸の体を鏡に映し、乳の整形が必要となげく。

という具合に、家族の性事情が赤裸々に語られ、セックスシーンもふんだん。

これはまさに、家庭の問題を性を切り口に描いた作品といえる。

青年には、彼女もでき、セックスも無事パスする成功物語。

いかにもフランスらしい、しゃれた映画だ。
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「カエル少年失踪殺人事件」、韓国で実際あった事件の映画化

2013-06-18 17:54:06 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆

韓国三大未解決事件の一つの映画化で、韓国ではヒットした。

韓国人なら知っている事件の映画化で、いかに脚色しているかで興味がもたれる映画だが、カエル少年なる言葉にも違和感を覚えてしまう。

カエルを捕まえに、山に行った少年5人が行方不明に。

で、映画は、敏腕TVディレクターで、賞まで得たが、やりすぎの声が上がり、田舎町に左遷に。

選挙の日に起こった事件ということで、興味を持ち、心理学者で大学教授の、村の中に犯人がいるという仮説を、追っかけるようになり、被害者の少年の一人の家族が犯人と疑われ、家宅捜査に。

だが、証拠は出て来ず未解決に。

丁寧に描いているので好感は持てるが、韓国映画独特のあくの強さが、犯人らしいサスペンスで盛り上げるが、それが逆に成功しなかったため、裏目裏目で挫折の映画になっている。

警察のずさんさや、マスコミの捜査への介入とか、問題点は見いだせるが、今一つ。

後半は、事件から11年後、子供たちの生き埋め現場が発見され、ここでも警察の捜査のいい加減さが暴露されるが、これで、心理学者の説はおじゃんに。

TVリポーターは、怪しい人物を発見、追いかけるが、自らの家族や自らの身をも危険にさらす。

アクションシーンがほしいのだろうが、リポーターの一人奮戦はやりすぎ。

で結局、事件はお蔵入りに。

実在の事件だけに、結末が見えているので、如何に映画らしく料理できるかが勝負だがあまり成功したとはいいがたい。

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「イノセントガーデン」、韓国映画監督が撮ったアメリカ映画

2013-06-17 18:06:02 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

「オールドボーイ」や「渇き」の韓国監督パクチャヌクがアメリカで撮った作品。スタッフは一部韓国人。俳優はアメリカ人。

かなりスタイリシュなサスペンス映画。

18歳の誕生日に父親が死に、その葬儀のシーンからはじまる。

だが、冒頭のスタッフキャストから始まるタイトルバックをはじめ、なにか不穏なものを予感させる不思議な映像と音楽。

残された母と娘は、なぜか打ち解けない、そしてあらわれた父の弟が、家に居ついてしまう。

徐々に明らかにされる、血の恐ろしさ。

広い庭に隠された秘密。

娘と叔父が弾くピアノの連弾はなぜか官能的。

これぞ、韓国映画ならではの特徴。

おぞましい連続殺人事件だが、どこか冷めた映像、これが韓国流か?



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ホームランド №3

2013-06-16 18:24:59 | テレビ
話はさらに進展して、ブロディが救出された基地の唯一の生存者が拘束される。

早速、取り調べが始まり、ブロディがガラス越しに質問。ブロディはイラクでこの男に拷問を受けていた。

だが、ブロディは、直接会いたいと直訴。

そのあと、その男は、持っていたカミソリで手首を切り自殺。

誰がカミソリを渡したのか、ブロディに疑惑の目が

関係者全員にポリグラフをかける。

怪しいと思われたブロディは白。

でもその前日、女性情報官はブロディと寝たが、ブロディは浮気をしたか聞かれても反応しなかった。

一方、生存者の尋問で聞き出した一つのEメールアドレス。

その先には、大学の教授が

だが素早く逃走、一緒に逃げていた白人女性にも疑いが。

ますます面白くなる展開。

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「ホームランド」、第2巻

2013-06-16 16:23:24 | テレビ
イラクからの帰還兵ブロディ、徐々に慣れてきて、テレビにも出演。

公式行事にも参加する。

一方、女性情報官のアシスタントで、サウジアラビアの皇太子の情報を盗もうとした女性は

皇太子に感ずかれて、射殺されてしまう。盗み出した携帯の情報も有効な手掛かりは得られない。

いよいよ、ブロディの監視も撤去せざるを得ず、捜査はいきずまってくる。

そんななか、倉庫で、イスラムの祈りをするブロディも描かれ、彼が何か秘密を持っていることをうかがわせる。

家庭での不和と浮気の問題も次第に隠しおおせなくなってくる。

次なるドラマへと発展していく。
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「ホームランド」、テレビドラマいよいよDVD解禁!

2013-06-15 14:25:51 | テレビ
おススメ度 ☆☆☆
    サスペンス好き ☆☆☆☆

2011年、あの9・11から10年を記念して製作発表された本作は、アメリカで大ヒット。

エミー賞やゴールデングローブ賞など、各種賞に入選。

1~6まで、それぞれに2話ずつ収録されている。

CIAの女性情報官がイラク勤務中に米軍捕虜がアルカイダに寝返ったという情報を得る。

そのころ、イラクに8年間捕虜となった米兵がアルカイダの基地で見いだされ解放される。

帰国後米兵は、アメリカの英雄として受け入れられるが、女性情報官は、彼が怪しいとみて監視を続ける。

米兵は、イラクで拘束中、様々な拷問を受け、精神を病む。彼の妻は、米兵の上官と情を交わしていた。息子と娘がいるが、娘には感ずかれていた。

一方、女性情報官はサウジアラビアの皇太子の愛人から、テロリストアブナジールの情報を得ていた。

しかし、彼女は精神的に病んでおり、躁鬱がひどい。組織は彼女の行動を全面的には応援してくれない。

№1では、帰還兵ブロディの家の監視が主体で、人の家のプライバシーが覗けて、特に何が起こるわけではないが、興味を抱かせる。彼のイラクでの映像が所々で挿入され、その拷問の過酷さが鮮烈に描き出される。

興味のひき方がとてもうまく、終わりまで一気に見せてくれる。

次が楽しみだ。

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「チキンとプラム ~あるバイオリン弾き最後の夢」

2013-06-14 15:59:26 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆
    切ない恋物語好き ☆☆☆☆

イラン出身の女性コミック作家が演出を担当。ところはテヘラン。

随所にコミック調の映像が展開し、素晴らしいファンタジーに。

でも、物語は哀しい。

ヴァイオリン弾きが、妻に働きが悪いとなじられ、ヴァイオリンを壊されてしまう。

そこで、遠くまでヴァイオリンを求めて旅に、だがそこで見たのは昔の恋人、でも知らないとすげなくされ、死を思い付くことに。

そして自殺までの8日間の物語。

しかし、痛くして死ぬのがいやとか言っているうちにどんどん日にちが経つ。

そしてやっと死神が訪れる。

でもこの映画、ファンタジックで、死をもポエムにしてしまう。

そして歌うのは永遠の愛。(ネタバレ)

























ラストに、生い立ちから死までの主人公が走馬灯のように描かれる。

ヴァイオリニストは、技術は最高だったが、曲は聞くに堪えない。

そして、絶世の美女と出会い、最高の恋に、だが彼女の父親に邪魔され結婚できない。

その失恋で、彼の才能は開花。最高のヴァイオリニストに。

そして夢では、妻は本当は彼を愛しており、恋人は、彼との出会いのあと涙を流すのだった。

すなわち彼の死は、最高の人生なのだ。

何ともメルヘン。

主人公のヴァイオリニストをマチュー・アマルリックが演じている。
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