ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「容疑者X 天才数学者のアリバイ」、東野圭吾原作の韓国映画です

2013-11-04 17:47:15 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆
    ミステリー好き ☆☆☆☆

東野圭吾の「容疑者Xの献身」はすでに福山雅治が出演したガリレオシリーズとして日本でも映画化されている。

「白夜行」といい、この映画といい韓国は東野圭吾が好きみたい。

ただ、内容的には、ガリレオ(湯川)が登場しないので、天才同士の対決は見られない。

事件を追うのは刑事、もちろん、容疑者天才の同級生という設定。

隣に引っ越してきた女性に親切にされ恋心を抱くようになった天才(高校の先生)。

隣の女性は、バツイチで、夫から逃れていたが、ある日、元夫は、やってきて口説きだす、それを避けようとして元夫を殺してしまう。

これを聞きつけた隣の男がやってきて、任せなさいという。

後日、元夫の死体が川辺に上げられる。顔とかは無残に消されていた。

刑事は、隣の女を疑うが、犯行当日に完全なアリバイがあった。

事件の展開は、原作や、日本映画と同じだが、ガリレオのいない分、

天才と隣の女性との関係がより深まり、自らの犠牲で女性を守ろうとする献身には、ラストで泣かされる。

女性監督の作品だが、ラストへの盛り上げがうまく、引き込まれる。

限定的劇場公開だが、なかなか見ごたえはある。

リュ・スンボムは抑えた演技で、不気味さをもかもし、天才学者とはちょっと肌が違うが、好演している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「2ガンズ」、お金を巡るCIA、マフィア、麻薬捜査局、海軍の四つどもえの争い!

2013-11-03 18:13:16 | アメリカ映画
おススメ度  ☆☆☆

CIA、マフィア、麻薬取締局(DEA)、海軍と四つどもえの争いだが、お目当てはデンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグ。

デンゼル・ワシントンがDEA(麻薬取締局)潜入捜査官のボビーを、マーク・ウォールバーグが身分を秘匿した海軍情報部の下士官のスティグを演じている。

この主役二人が、一緒に銀行強盗をするところから始まるから、仲の良いコンビかと思いきや、別組織の潜入捜査官。

だが、麻薬裏金300万ドルを盗むつもりが、4000万ドルもあって大慌て、あげく上司に持ち逃げされてしまう。

前半は、この微妙な関係がなかなかつかめず、コメディタッチに話が進むので、ちょっとだれてしまう。

後半徐々に、その関係と複雑な背景が明らかとなり、2人は、互いに助け合うどころか、敵対するが、逆に敵にはめられ協働せざるを得なくなる。

海軍情報部のスティッグは、狙撃の名手で、鮮やかな腕前を見せる。

潜入捜査官には彼女がいて、お色気も。

残虐なシーンも交えながら、一時は二人は逆さ吊りになったり、まあ見せ場はある。

題名がパッとしないので、胡散臭そうだが、まあそれなりに楽しめる。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブラジル 女医ヴェロニカの欲望」、精神科の研修医の悩み

2013-11-02 20:15:36 | 映画
おススメ度 ☆☆

ブラジル映画、劇場未公開。

ヴェロニカは、大学を終えて精神科の研修医となる。

病院に訪れる患者は多く、精神科だけに悩みを聞くことが多い。

そんなヴェロニカ、父親との二人暮らしで、日々今のままでいいのか悩んでいて、ある意味病んでいる。

テープに吹き込み、自らの症状を語る。

刹那的には、彼氏もいて夜の遊びに出かけたり、セックスもこなしている。でも何か不安が。

場所は、ブラジルの美しい港町レシェフ。高層ビル群ときれいなビーチとが同居しているような街。

かなりきわどいセックスシーンがあるので、官能映画に分類さえているが、結構シビアなテーマだ。

ただ、ラスト、ビーチに出た複数のカップルが全裸で泳ぐシーンは、美しいが

こんな公のところで、犯罪にならないのだろうか?



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「俺はパパだ 終わりなき復讐」、臓器移植が絡んだ警察ものです。

2013-11-02 19:51:00 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆

劇場未公開

韓国映画、警察もの、少女が絡んだ物語は、よく描かれるがこの映画はちょっとどろどろ。

刑事のジョンシクは娘ミンジの心臓移植の手術費のため臓器密売組職のファン社長の殺人事件を隠ぺいし裏金を手に入れる。だが一方で、ぬれぎぬを着せられた男、刑を追え出所。

だが、妻は、意識不明の重体。

一方、娘を助けるためには、臓器移植しかないと宣言されるジョンシク。

皮肉なことに、移植される相手は、被害を受けた男の妻だった。

この二人の対決が中心で、妻と子を失い、すべてを失った男の仕掛ける最後の復讐。

臓器移植が絡んだ、グロテスクな世界にいささか辟易するが、ミステリアスには違いない。

最近ヒット作の多いキム・スンウが主演で、悪徳刑事を演じ、名子役キム・セロンがその娘役で頑張っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「赤い航路」、ロマンポランスキーの性愛物語

2013-11-01 17:37:15 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆

「危険なプロット」のエマニュエル・セリエが気になって、彼女がロマンポランスキー監督と結婚して、ポランスキー監督の作品に出演していると知って、見てみたくなった。

1992年作品。原題は「Bitter Moon」、ハネムーンの真逆。

ポランスキーといえば、ポーランドの映画監督で、ローズマリーの赤ちゃん、戦場のピアニストなど、いい映画を作っていますが、一方で、結婚していたシャロンテートの一連の事件とか、少女淫行事件とか、ナターシャキンスキーと少女のころから付き合っていたとか、怪しい雰囲気があります。

まあ、現在は、エマニュエル・セリエと結婚中ですが。

この赤い航路は、豪華客船で船旅をする結婚7年目の夫婦(ヒューグラント・まだ若いですねと、危険なプロットにも出ているクリスティン・スコット・トーマスが演じています)の話。

船旅は、仲睦まじい夫婦にとっては、ゆったりとした雰囲気がとってもいいのだが、いささか錆のでかかった夫婦には、なにか刺激を欲しくなるもの。

二人が知り合った、車いすの男とどこか妖艶な若い妻。

2人に興味を持った夫は、車いすの男ののろけ話を聞かされることに。

男は、大量の遺産相続で生活には困らず、作家希望だが、まだ出版はしていない。

パリでの、そもそもの出会いからの二人の生活は、、性愛を中心としたエロチックなものだった。

更に、女の求愛がエスカレートし、倒錯の世界に。夫はその話に、どんどんとのめりこんでしまう。

140分の長編だけにこの話にいささか辟易するが、ラスト近くに大きな展開が、これもポランスキーらしい終わり方だ。

かなりきわどいシーンとセリフが出てくるので、その向きのお嫌いな方には向きません。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする