ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「パラノイドシンドローム」、豪華キャストで贈る究極のサイコスリラー

2013-12-21 20:00:49 | アメリカ映画
おススメ度 ☆

正直言ってよくわからない映画だ。

冒頭、演劇の練習風景、そこで新しく加わったメンバーが、演出家に意見をし出す。

気まずくなり、一緒に食事することになるが、そこでも違和感が。

そして起こる事件。

会話劇で進むのだが、意味不明のまま、進行するのでイライラする。

次々起こる事件も、現実なのか、妄想なのか?

ブラックスワンで演技を絶賛された ウィノナ・ライダーと、「猿の惑星」などのジェームスブランコが主演。

二人の主演が眼目で、サイコではあるが、スリラーの要素も薄く。

最後まで納得いかずに終了。

92分と短いのがせめてもの慰み。

東京と大阪だけの公開でDVD発売となった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「バービー」、海岸都市に住む姉妹の物語(キムセロン主演)

2013-12-20 18:47:48 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆

子供が主演の映画だが、18禁、決してエロ系ではありません。

海岸沿いの民宿を切り盛りする姉、母は亡くなり、父は精神に異常を持つ。妹は病弱。

手作りの携帯ストラップを売って生計を立てている。

そんな、姉にアメリカ行きの話が持ち上がる。叔父が画策したのだ。

アメリカから、養子を求めてきた父と娘。

姉は、アメリカ人の娘と打ち解ける。

言葉のギャップがあるのにコミュニケのできるすごさ。

妹は、バービー人形好きのアメリカかぶれ。

しかし、この養子縁組には、裏の事情があった。

その事情を知るにつれ、姉とアメリカ娘は苦悩する。

これは実話の映画化だそうで、韓国の置かれた事情があぶりだされているという。

結末はどうなるかは、明示されないが、悲劇には違いない。

暗い話なのに、アメリカへ行けることを喜びまくる妹。

姉を演じるのが「冬の小鳥」で名演技を見せたキムセロン、その妹にはセロンの妹キムアロン。この二人の演技がすばらしく悲劇を盛り立てている。

幼い子供の、嫉妬とか、思いやりとか、幼くして家族を支える姉と能天気な妹。それを食い物にしようとする叔父も終わりには、後悔を見せる。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ストームインパクト」、ボストンを巨大竜巻が襲う

2013-12-19 15:54:14 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

かなり安っぽい出来だと思ったら、これアメリカのテレビ映画。

道理でホームドラマっぽい。

ただ、巨大竜巻のシーンは結構それっぽくよくできている。

竜巻が巻き起こした旋風で巨岩が巻き上がり、それが落ちると爆発するというのがミソ。

アメリカに最初に入植した人たちの踏んだプリマスロックという岩があるのをはじめて知った。

この映画では、その岩をも吹き飛ばした竜巻の大きさ。

竜巻は街を襲い、主人公たちはスタジアムの地下に逃げ込みます。

元気象研究家で、科学の教師をしている男と、その妹(警察官)、旧友の気象予報士が大活躍。

ただ、教師の娘と息子が事故に巻き込まれて大騒ぎ。

天から降る無数の恐怖だが、それよりホームドラマのほうが優先。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

報知映画賞は「舟を編む」に決定!

2013-12-19 09:15:45 | 映画
今年最初の映画賞、報知映画賞が発表された。

「舟を編む」が作品賞に選ばれ、松田龍平が主演男優賞に。

「凶悪」が白石和彌が監督賞、ピエール瀧が助演女優賞。

両作品に出ている池脇千鶴が助演女優賞に。

主演女優賞は、「さよなら渓谷」の真木よう子。

新人賞は、「少年」の子役吉岡竜輝に決まった。

海外部門は「42~世界を変えた男~」。

後半の作品があるので、まだ、これからいろんな賞が発表されるだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「利休にたずねよ」、茶人千利休の生涯を描いた映画

2013-12-18 16:52:09 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆
    歴史もの好き ☆☆☆☆

美を愛し、美に生きた利休の生涯。

そこには、若き日の恋の思い出があった。

第140回直木賞を受賞した山本兼一の同名小説の映画化。

東映映画人が総力を尽くして、秀吉の時代の美を描き切った重厚な作品。

ただ、ドラマは利休を演じる主演の市川海老蔵、その妻を演じる中谷美紀をはじめ、しっかりした演技陣で構成される。

千利休が秀吉から切腹を命じられ、自らの命を絶つシーンからはじまる。

その後、切腹21年前にさかのぼり、織田信長から徳川秀吉へと移り変わる天下人に取り立てられ、茶の道を極めていく利休が描かれる。

茶と美術それは器だけに限らず、立ち居振る舞いから始まるわびさびの世界、それは茶室のたたずまいにまでいたる。

一方で、華やかな茶会。

豪華絢爛の中の質素。(以下ネタバレ)






























しかし、秀吉にたてついたゆえの切腹。なぜまた茶人が。この辺の説得が緩やかで、疑問が残る。

一方で、若かりし頃、花街で遊び歩いた時代、朝鮮からきていた娼妓に恋をしてしまい。心中騒ぎに。

そこで生き残ったがゆえの緑釉の壺、これが、この映画のキーポイント。

清楚な妻が、死した利休を前に発した言葉!

究極の恋物語だが、ちょっと時代負けした感がある。




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「奇跡のリンゴ」、無農薬リンゴに挑戦した男の映画

2013-12-17 19:14:25 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

2006年には、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介されて大反響を呼んだ青森県のリンゴ農家木村秋則さんの半生を描いた作品。

高校の同級生美栄子の家に婿養子として入り込み、リンゴ農家を継ぐが、美栄子が農薬で体調を崩すのが見ていられなくなり、無農薬リンゴを作ろうと、持ち前の研究心を開花させ奮闘する。

しかし、成果は最初だけですぐ虫に食われ、周りの農家からも嫌がられる。

養家先の父は、昔、戦地で無農薬の木を見て助かった思い出があり、応援してくれる。

しかし、5年、10年と長期となると、経済的にも追い込まれ、ついには自殺も考えるほどに。

ちょっと、この辺の貧乏話はオーバーで見ていてもつらい。

結局、無農薬リンゴ作りは成功するが、この映画を見て「無農薬リンゴ」神様的発想を危惧する農家の人もいる。常道は、適度の農薬を使うことらしい。

この映画はあくまで、木村さんというプロフェッショナルの話であり、同時に愛妻物語でもある。

一方で、この映画はご当地映画でもあり、リンゴの宣伝に役立っている。

阿部サダオと菅野美穂というはじめてだけど名コンビで映画を盛り立てている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「鑑定士と顔のない依頼人」、美術品の鑑定をする鑑定士を巡るミステリーです、恋もあります。

2013-12-16 19:04:35 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

イタリア映画だが、英語版。

ヨーロッパの美術鑑定士といえば、名画だ。それを演じるのがジェフリーラッシュ。美術品のオークションを取り仕切りその手際は鮮やか。

この男が曲者、なにしろ独身だが、その生活はスタイリッシュ、そして、裏部屋に美人画ばかりを集めた一大コレクションが。

出かけるときは必ず手袋、そして一人でレストランで食事。誕生日のお祝いはそのままに。

そんな彼にある依頼者から電話が、だがその依頼者は、姿を見せず、鑑定士は大怒り。

二度目もすっぽかし、だが、なぜか鑑定人は興味を持ち惹かれていく。

そして依頼人のお屋敷に、そこには、古い骨董品がたくさん。

だが、依頼人は、人に会えないと壁越しのお話。

この辺のテンポの良さは、思わずひこまれてしまう。

ある種の謎と、興味をそそられるというか。

観客も鑑定士側に立って、いら立ってくる。

その後の展開は。ミステリーものには御法度。

でもちょっと、覗いてみると、怪しげだけどうら若い美女が登場。

60歳に近い老境の男が、20代の若い女性にのめりこんでいくその過程が実に興味深い。

あるはずのないことまで起こってしまう。

最後は、どんでん返し。ミステリーファンなら見ずにいられないだろう。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「コスプレ探偵」、AV女優麻生希の探偵ものです

2013-12-15 19:24:48 | 日本映画
おススメ度 ☆

少しは、見るところがあるかと思ったが、麻生希の裸が見られる程度で、

テレビドラマにも及ばぬ出来。

漫画家倉科遼原作。

コスプレマニアの栗栖玲菜(麻生希)は、探偵事務所勤務。

連続レイプ事件を探るため、あるコスプレパーティーに潜入。

自らをおとりに犯人を割り出そうとする。

実際にレイプされかかるが、所長に助けられる。

集まった人たちの証言をもとに、犯人を割り出していく。

低予算のせいもあって、物語にふくらみがない。

まあ、結局麻生希の知名度に頼った作品。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「愛している、愛していない」韓国ドラマだが、盛り上がらない恋愛映画!

2013-12-15 18:03:18 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆

人気スター、ヒョンビンが主演し、2011年・第61回ベルリン国際映画祭コンペティション部門にも出品されたラブストーリー。原作は直木賞作家・井上荒野の短編小説「帰れない猫」

キムギトクと並び称せられるイ・ユンギだが、その作風はまったく違う。

相手役は、「サイボーグでも大丈夫」のイムスジョン。

結婚5年目の夫婦の話。

冒頭、空港へ向かう車の中での二人の会話の長回し。

妻が別の男に惹かれ出ていくという。

そして、出ていくため、荷造りする女、それを手伝う男(やさしいのか)。

この二人のその日の行動が延々と描写。

男は未練ありげ、女は。

外は雨、家は建てつけが悪いのか雨漏りも。

なにしろ、静かに進展する映画、あの喧噪の韓国映画はどこへ行ったのか?

後半は、猫が出てくる話で、ラストも意味深。

題名につられて、いわゆる韓流ドラマを期待すると的外れ。

それなりに、心理描写とかなのだろうが、パンチのなさにうんざり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「スカイキッズ」、少年が飛行機を?

2013-12-14 16:33:06 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆
   キッズもの好き、空もの好き ☆☆☆☆

劇場未公開

少年が飛行機を操縦して見事着陸に成功。これまさにトップニュース。

それに、マフィアの親分が絡んだ大活劇。

子供好きにはたまらないキッズものだ。

転校してきたカイルは、いじめっ子に意地悪する相手に対抗する。相手は、ちょっと兄ちゃんポイ兄に助けを求めるが、カイルは見事やっつける。

かくして仲良くなったカイルといじめられっ子ジェイソン。

ジェイソンの叔父は、飛行嬢で働いていた。

ある日二人は、叔父の招きで飛行場に行くが、そこにあった新しい飛行機に興味を持ち乗り込み遊んでいたが、突然飛行機は動き出し、降りるに降りられずそのまま飛行。

ところが、飛行機には爆薬が仕掛けられ、2人だけ取り残される。

そこからが大奮闘、叔父の運転で少しは分かっていたが、大型のため要領を得ず、危ない運転、荒野のアメリカゆえ、自動車道を滑走路にするという発想だが、車は走っているし、でも成功してしまう。

しかし、その飛行機はマフィアの持ち物だった。

少年たちはマフィアに捕らえられるが、地下のゲーム室でおもちゃの銃で無邪気に遊ぶ二人。

だが、マフィアの弟と相棒は、金を運ぶやばい仕事をしていて、彼らの争いに巻き込まれる。

ここで、派手な逃走劇が。

最後も飛行機の格闘劇で、大空に放り出された子たちの命は如何に、

なかなか仕掛けが面白く、子供が飛行機を操縦するというアイデアはほめていいだろう。

俳優や監督が無名なので、劇場公開は無理だったのかも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする