ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ピース オブ ケイク」流され女が風を感じて好きになる。ほろにが人生

2015-09-23 17:53:39 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

恋愛映画好き ☆☆☆☆

彼氏はいるが、うまくいかない流され人生。

一念発起、引っ越しをした隣の家に住むむさい男性。

だがこの彼になぜか風が吹く。

彼は偶然にも、バイト先の店長。

でも、彼女もいて熱々のはず。

だが、彼女は蒸発。

そこで成り行きで、恋の告白。そしてお決まりセックス。

だが一緒に旅に出かけた先で、携帯で彼女のアドレス見つけて激高。

男風呂に猛然アタック。

その後は流され恋愛。

1年半後再会、そして……

ジョージ朝倉の同名コミックの映画化。

多部未華子、綾野剛のコンビ、ちょっと大人な恋愛が何とも愛おしい。



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「カフェ・ド・フロール」ダウン症の息子を抱えた母親、別れた夫に執着する元妻

2015-09-22 18:54:16 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

フランスカナダ合作

スタイリッシュで、アーティスチックな映像の連続。

1969年のパリと、2011年のモントリオール。

別別の時代の別別の3人の物語が、途中から奇妙に絡み合って、占い師とか夢とか、交差してその間に奇妙なシーンが挟まれて、まったく戸惑う構成に、惹かれる人と、拒否する人とに別れる。

1969年は、パリダウン症の息子を溺愛し、普通の学校に通わせ、日々を過ごす美容師。

ダウン症の子とのそれこそアドリブ演技で溺愛表現をするヴァネッサバラン演じるシングルマザーのジャクリーヌ。

だが、ある日、その学校に転校してきた同じダウン症の女の子。刹那的に惹かれあう二人の子供にふり回されるジャクリーヌ。

2011年、モントリオール、DJをするアントワーヌは、二人の娘と新しい恋人と有頂天の生活。

アントワーヌを忘れられない元妻キャロル。恋人を紹介したのも彼女だが、刹那的に惹かれあう二人に悩まされ続け、薬や占い師にはまる日々。

細かいシーンの積み重ね、それも映像的にシャープな色合いで、繰り広げられる、甘い愛と、苦悩の両面性。

意味ありそうで意味不明なシーンの挿入で、映画をますます複雑にしてくれる。

でも、愛と悩みはこちらにひしひしと伝わってくる。

ラストへ向かっての衝撃と和解は、尾を引く。

更に、DVDは、別の悲劇的なラストを用意していたと語る、そしてそのシーンが。当初ラストのはずだったという。でも実際は真逆のラスト。

どうにでも取りようのあるこの物語、監督自身は楽しんで撮っていたのだろうか。
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トロント映画祭で、園子温がNETPAC賞受賞

2015-09-21 17:59:23 | 日本映画
トロント国際映画祭は、園監督のホームみたいな感じだが

今年も、最新作「ひそひそ星」がNETPAC賞を受賞した。

NETPAC賞はアジア各国の良質な作品や優秀な映画制作者を広く紹介するため、国際団体NETPACによって選定される賞。

呉美保の「きみはいい子」矢口史靖の「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」がモスクワ、プチョンで受賞している。

園監督は、最近多作で、ヒット作はなかったが、それなりの出来の作品を作っていた。

今回の作品は、妻の神楽坂さんも参加している。


写真は、夫婦で
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「アナーキー」シエクスピア劇の現代版 

2015-09-21 16:32:20 | アメリカ映画
おススメ度 ☆

一部劇場で公開後DVD化。

シエクスピア劇「シンベリン」を現代に置き換え映画化。

ブリテン王シンベリンをバイクギャング軍団「the Britons」を牛耳る麻薬王に、ローマ軍を警察に置き換え現代版化。

シンベリンをエド・ハリス、その後妻クイーンをミラ・ジョボビッチ、謎めいた悪党ヤーキモーをイーサンホークなど、有名どころをそろえている。

マイケル・アルメレイダ監督がイーサン・ホークを主演に迎えた『ハムレット』に続きシエクスピア作品に挑戦。

シンベリンの息子と後妻クイーンの娘を巡る恋愛ドタバタ劇で、

顔ぶれから見たアクションを期待するとまったくの期待外れ。

元は、シエクスピア劇なので、しっかりした展開と思うと、映画だけ見る分には、わけがわからぬままに映画が展開する感じ。

一応、ラストはまとまるのだが?
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「ガガーリン」、世界初の有人宇宙飛行を成し遂げたその人の偉業

2015-09-20 18:39:27 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

宇宙好き ☆☆☆☆

ソ連映画

1961年、旧ソ連のボストーク1号で世界初の有人宇宙飛行を成し遂げたユーリイ・ガガーリン(1934~68)の生誕80周年を記念して作られた宇宙飛行を描いた映画。

108分の飛行時間、ほぼそれに見合う映画になっている。

というのも、打ち上げから、その途中は、ガガーリンの生誕から結婚までの半世紀。

宇宙飛行士になるための訓練と選考の日々。

宇宙飛行を支えた技術人達の苦労を、飛行中の合間にうまく挟んで描いている。

貧しい農村の出だったことや、激しいGの訓練風景など珍しいシーンも多い。

そして候補が最後二人になってからの友情物語や、

飛行が成功した時の、ソ連国民の興奮のありさまなど、盛り上げの材料に事欠かない。

それにしても、当時先を越されたアメリカは、メンツ丸つぶれ、そこから月面着陸へと進化していくのだが。

もう今や、安心して宇宙へ行けるまでにすすんでおり、宇宙旅行も夢ではなくなっている。

だが、そのもとで、先人たちの苦労があるのは忘れてはいけない。

ガガーリンは、妻と子を残しての宇宙飛行で、何が何でも帰還しなければの使命感は強かった。

それにしても、ソ連の映画手法は手堅い。やや退屈するシーンもあるが、盛り上げるところは盛り上げ壺は抑えている。
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「蜜の宮殿」、SMに溺れるセレブ

2015-09-20 13:35:12 | アメリカ映画
おススメ度 ☆

B級官能映画。

父親が経営する会社。

いささか、窮地にある。

起死回生の手段はあるのか。

女性重役(実はセレブな娘、娘も年ごろ)が、ある案を出す。

一方、母娘で遊びに出かけ、そこで、一人の謎多き男性と近づきに。

その男は、SMクラブの常連。

陶酔の一夜を過ごす。

会社はどうなるのか?

ところが、男が若い方の娘を狙っていると知って、逆転。

正気に帰って、会社の立て直しに貢献。

危ない女は毒がある。

カリスマ・カーペンター主演で、冒頭から脱ぎっぷりはいさぎよい。

でも結構おばさんだ。

まあこれがメインで、カリスマ・カーペンターがよければ、満足か?
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「ルック・オブ・サイレンス」、インドネシア大虐殺の加害者に聞く

2015-09-19 17:19:04 | 映画
おススメ度 ☆☆☆☆

デンマーク・フィンランド・インドネシア・ノルウェー・イギリス合作

ジョシュア・オッペンハイマー監督作品。

1960年代インドネシアで100万人もの命を奪った大虐殺の実行者たちにカメラを向けた「アクト・オブ・キリング」の姉妹編。

前作が、加害者側から描いたものだったが、今作は被害者側の視点から見つめなおした。

今回は、主役がいる。アディさん、兄を虐殺されている。だが、事件後に生まれているので、その実態は実体験していない。だが、父母がいる。

アティさんは、メガネ屋で、まずは、身分を隠して検眼などして事件のことを聞いていく。

そして、身分を明かすと、加害者たちの態度が変わる。

加害者たちは、のうのうとむしろ、世の成功者として生活している。ただもう年齢で、認知症の人もいる。

アティさんは、賠償も謝罪も求めていない。ただ、事件のことを忘れないでほしいだけだ。加害者の子弟にも忘れないでほしい。

殺害の状況が、前作でも明らかだったが、実に悲惨、具体的な語りで語られるので、ちょっとおぞましい。そして、人殺しの悔悟で気が触れないよう、その人の血を飲むのだという。

だが、加害者は、自らを正当化し、悪かったとは言わない。人のせいにする。

これは普遍的なことで、日本の軍隊でも起こったことだ。

アティさんは、この撮影の後、住まいを移し、被害を免れている。それだけこの映画は真実を突いている。

学校では、殺された人たちを、共産党の悪だと教えているという。

インドネシアでは、この事件を公式には反省していないようだ。

「戦争では人を殺していい」、この言葉は胸を突く。
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「カリフォルニア・ダウン」、アメリカ西部大地震、そのすごさったら

2015-09-18 19:04:29 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆☆

だが、救急士が、他人を放っておいて、自分の家族を率先して助けに行くあほらしさに見られるご都合主義満載の映画

ただ、3Dで見る都会地震のすごさは身震いさせられる。

つい、昨日チリで大地震が起こったが、アメリカ西部も地震の火種を抱えているらしい。

地震学者が登場して、地震予知をするのだが、同時にダム決壊シーンも出現し、CGとはいえ、圧倒的な迫力だ。

冒頭、オーストラリアで撮影されたという、山道での車の遭難事件、狭い崖に挟まれ、宙づりになった自動車。ヘリコプターの救助の至難技。

救急隊員が、ロープに挟まれピンチに、何とか助け出すも、今度はヘリが墜落の危機に、奥の手で無事着陸の、手に汗シーンがしょっぱな。

で、ご都合主義の家族映画、まず救急士は離婚の危機に、妻は新しい男と同棲中、結婚秒読み。

これが地震の影響で、やっぱり強い男が必要と元さや。でも妻もラスト近くで、ボートでビルのガラスをぶち破る大奮闘。

で、地震の話だが、ダムの決壊から、ロサンジェルス、サンフランシスコと大都市へ向かう。

娘がビルに閉じ込められたからだ。この娘ちゃっかり男まで作って、二人で避難行。

父親が助けに来るが、今度は津波、この辺は津波経験者にはつらい画面だ。

さらに、部屋に閉じ込められ浸水。一旦は、死にたえるが、

津波のシーンでボートで逆走するシーンも圧巻。

114分、息抜きのない見事な展開。

父親で救急士のドウェイン・ジョンソンは、その体躯から安心して見ていられる。

ディザスター映画に名を残すだろう。

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NHK朝ドラ「まれ」、終局に近づく

2015-09-18 09:53:26 | ドラマ
NHK朝ドラ「まれ」は、終局に近づいた。

もう今月で終了だ。

希の希望がかなって、洋菓子店を故郷で開店。

コンクールに出場することに。

きっと、ハッピーな終わり方をするのだろう。

ヒロインを演じる土屋大鳳も

映画に出演するなど、引っ張りだこの模様。

次回朝ドランは、時代劇の模様。

一転してのスタートだ。乞うご期待
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「キングスマン」キレキレのスパイアクション映画です。

2015-09-17 17:09:17 | イギリス映画

おススメ度 ☆☆☆

スパイアクション好き ☆☆☆☆

イギリスのスパイ映画といえば、007を思い出すが、

この映画は、正統派スパイ映画の体をなしながら、スタイリッシュであり、コメディであり、グロテスクであり、一段と光った映画だ。

それというのも、監督があの「キックアス」のマシュー・ボーン。

そして主演が、「英国王のスピーチ」の名優コリン・ファース。

その殺人シーンが半端なく、鋭利であり、グロであり、飽きさせない。

相手役を演じるのが、アメリカの大富豪で博愛主義者のヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)。携帯電話を使ってお互いを殺させ、人口減を目指そうという大計画。

その助手が、義足(その義足がまたスタイリシュ、剣に早変わり)の女剣士。強いのなんて。

で、表は洋服屋、裏は国際的スパイ。だが、スパイ組織の一員が欠けたことから、新人の養成に。

この養成方法が、手練手管で試される。その過程も一見の価値あり。

ラストはハッピーエンドだが、それにしても殺されるのが半端でない。

ただ、殺しのシーンもスタイリシュで、悲惨さは感じられない。

人の顔が花火になったりして。

盛りだくさん過ぎて、見終わった後、シーンを振り返るのが大変。

ネタばらしが貴重。

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