ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ラスト・エージェント/奪還」、フランス、大臣の息子が誘拐されてはじまる奪還作戦

2015-12-02 17:46:18 | フランス映画
おススメ度 ☆☆

アクション映画好き ☆☆☆

冒頭、小学校、一人の生徒が、犯罪シンジケートに誘拐される。

少年の母は防衛大臣。機密文書の入ったメモリーを手に入れるためだ、

大臣は、秘密裏にことを進めたいので、

元愛人でフランス特殊部隊出身の農夫ジャックに助けを求める。

はじめは断っていたが、誘拐された少年が、自分の子供だと知ると救助に乗り出す。

助手と二人で、警護の厳しい敵陣地へ乗り込む。

八十分ちょっとの尺の中、銃撃戦、格闘戦、カーアクションに大爆破と、派手なシーンがまさにノンストップで繰り広げられる。

そして、このジャックがめっぽう強いし、臨機応変。

まあ、アクション映画としては、結構見せてくれる。

ただ、話は単純。(裏もあるが)

無名の俳優、無名の監督
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「恋人たち」今を生きるすべての人に

2015-12-01 18:22:18 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆☆

PG12です。

「ぐるりのこと。」で数々の映画賞を受賞した橋口亮輔監督作品。

題名から想像される、ラブロマンスではありません。(甘い映画好きには不向きです)

もがき苦しみながら生きる3人を描いた、生きる苦しみと生きる望みを描いた作品です。

橋口監督自身が、ゲイであり、うつであり、借金まみれな生活。そこからひねり出された生きづらい現代への叫びなのです。

初めての主演を張る主役たちは、橋口監督に見いだされ、普通の人間の魂の叫びを具現化しています。

通り魔事件で、妻を無くし、裁判のため奔走する篤。突如現れた男に心を奪われた行きどころのない主婦瞳子。愛する同性愛者から裏切られた高慢弁護士四ノ宮。

だが、脇役にベテランを配する周到さ。

篤に生きることを説得する片腕の先輩を演じる黒田大輔。瞳子に惚れられるも、薬中毒の光石研。四ノ宮のゲイ相手の山中聰。

金に困り、健康保険をなんとか、続けたい篤を、けんもほろろにあしらう役所の非道さ。

健康水の販売にうつつのカップル。

弁護士に、ピーチくぱーちくしゃべりまくる女子アナ。

出てくる人たちは、日常的にそこここにいる人たちだが、どこか狂っている。

まさに、そんな日常の積み重ねが「恋人たち」だ。

見た後に尾を引く、最近の日本映画にめずらしい作品だ。
コメント (1)
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