ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「白髪妖魔伝」、范冰冰主演の武侠映画!

2016-03-21 17:05:16 | 中国映画
おすすめ度 ☆☆

中国映画、武侠映画好き ☆☆☆

范冰冰好き ☆☆☆☆

香港の人気武侠作家、梁羽生の代表作「白髪魔女伝」。これまでにも、何回か映画化されているが、今回は、

今最も人気の范冰冰が主演で、白髪になるのが見もの。白髪といえど老いるわけないので、美しい。

中国公開週に製作費1億元の2倍を超える興行収入を打ち立て、2週連続第1位を記録!

まあ、中国では安定した収入の見込める映画。

要は、相思相愛の男女、男が、政略とはいえ他の女性と結婚することになり、その途端、女の髪が真っ白になり男を取り戻そうとする話。

明朝時代の時代劇。

王位をめぐっての争いに、男女の恋愛が絡む武侠ファンタジー。

ファンビンビン、ホァン・シャオミン二人のラブとアクションに酔いしれる映画。

ちょっと、話が複雑で、人の認定に戸惑うと置いて行かれる。
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香港・マカオ 3泊4日の旅

2016-03-21 10:12:00 | 日記
今年は、3泊4日の香港・マカオ旅行。

この時期、温度的には過ごしやすいが、湿度が高く、終日濃い霧で、視界悪く。

観光には、不向きなのかな。

幸い、雨は小雨程度で、天気的には、恵まれたほうだろう。

ホテルは、九龍半島の尖沙咀にある ザ・ランガム 香港(香港朗廷酒店)。

従って、尖沙咀周辺は、朝、夜の散歩コース。

マカオ観光を期待して行ったが、日程上、半日コースとなり、残念、おまけに、濃い霧のためマカオタワーは不発。

まして、船が霧で定刻通り運航できず、待たされるは、時間はかかるは。

お陰で、帰りは地下鉄で自分の負担で帰ホテル。

中華料理は、貧乏旅行を目的とし、地場の店でほぼ連日。それなりの香港味を堪能。

ただ、朝食は、軽食スナックで、これは世界共通。

高層ビル群に圧倒される景色は、やはり香港独特のものだろう。


写真は、ホームぺージから







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「ショート・ターム」、10代の少年少女を対象とした短期保護施設が舞台

2016-03-17 01:00:00 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆☆

ヒューマンドラマ好き ☆☆☆☆

サウス・バイ・サウスウエスト映画祭他、映画賞受賞多数。

ティーンエイジャーを預かる短期保護施設(ショート・ターム)、そこで働くケアワーカー。

自身も悩みを抱える中、問題児たちの心のケアに携わっていくが、施設のきまりで、問題児たちを言葉で説得しなければならない矛盾を感じながら、次々と起こるアクシデントをこなしていく。

同僚でボーイフレンドとの間に、子供もでき、順調のはずだったが。

新しく入所した女の子の父親からの虐待(性的)をケアするうちに、自らの過去に悩む。

これらの出来事を、自ら施設での勤務を経験したクレットンが、監督し、みずみずしい施設の描写は、心を和ませる。

ラストは、決してハッピーエンドではないが、希望を持たせる出来になっており、感動ものだ。

ケアワーカーを演じるブリー・ラーソンは実力派の演技で見せてくれる。

また、ファーストシーンとラストシーンの対比も見事。



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「皇帝のために」、18禁、韓国ノワール映画

2016-03-16 17:30:00 | 韓国映画
おすすめ度 ☆☆

韓国やくざ映画好き ☆☆☆

R18+、殺戮とエロの両面で

韓国でもやくざ映画が一つのジャンルとなっている。

「その怪物」のイ・ミンギ主演。

いつも、ガンを飛ばしているような、その生意気っぷりが前面に。

野球選手が、賭博で身を崩し、やくざに拾われ、頭角を現す。


やくざの出入りが多いが、アクションシーンは、バットかナイフ。殺すときは、腹にナイフを突き刺し、繰り返す。

出血多量で死ぬのだが、すぐには死なない。

なぜか、拳銃はほとんど使われない。

やくざ組織に入り、徐々に上り詰めていくミンギ。

そして、自らを拾ってくれたボスとも対決することに。ボスを演じるのは「新しき世界」で人気を得たパク・ソンウン。

会社の名前が「皇帝」、ゆえに、皇帝のために戦うのだ。

女社長とのベッドシーンが長い、それも結構刺激的。

ミンギはいま兵役中らしいが、その前に一皮むけていった。

帰ってきたらまたやくざやるのだろうか??




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「顔のないヒトラーたち」、アウシュビッツ事件をドイツ人の手で裁いていた。

2016-03-15 17:40:12 | ドイツ映画
おすすめ度 ☆☆☆

ナチスドイツに関心ある方 ☆☆☆☆

一部実際にあった話、一部フィクション。原題は、沈黙の迷宮の中で。PG12.

1963年にアウシュビッツ裁判を実現させた検察官たちの苦闘を描いている。

戦後、20年復興の中で、若い世代たちは、アウシュビッツを知らなかった。

そんな時代の新人検察官。

ある事件を契機に、アウシュビッツに興味を持ち、裁判へ持ち込む。

周りの反対もあったが、上司をはじめ応援隊もいて、調査開始。

そこには膨大な資料が。

そして、アウシュビッツで犯罪にかかわった人々を裁判に持ち込む。


このような、裁判が行われていたこと、そしてこのような映画が今作られたことに、ドイツの精神を見る。

翻って、日本では、「過去を青年たちに追わせてはならないと公言する」首相を持つ。

この差は何なのだろうか。


だが、この映画は、成功談だけではない。

主人公自身の問題(父がナチスだった)、生体実験を行っていた医師は逃亡。

いまだに、尾を引いているのだ。

ただ、メルケル首相の態度は立派。見習うべきだろぷ。


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「マネー・ショート 華麗なる大逆転」、リーマンショックを題材に大儲け?

2016-03-14 18:45:43 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆☆

経済物好き ☆☆☆☆

アカデミー賞脚色賞受賞。で早速公開。

例のリーマンショックが話題。

実話の映画化だ。実在の人物と俳優とを、並べて紹介されている。

経済知識がなくても、面白いが、あったに越したことはない。

なんだろうと、そちらに気が行ってしまう。

それなりに、脚本と演出で見せようとしているがいかんせん、経済。

原作は、「マネーボール」の原作者マイケル・ルイスによるノンフィクション「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」。

で、この邦題が物議をかもしている。原題は「The Big Short」これは、カラ売りのことだが、マネーショートはないとのこと、ましてや華麗なる大逆転は、オーバー。

確かに主人公たちは、賭けに出て勝つわけだが、このおかげで、たくさんの人が悲劇に見舞われているのだ。そのことを考えると単純には喜べない。

クリスチャン・ベール、ライアン・ゴズリング、スティーブ・カレル、ブラッド・ピットの四大俳優。それぞれの演技は確か。

ブラッドピットは、地味だが,儲け役。それもそのはず、製作に顔を連ねている。

監督のアダム・マッケイ、もともと喜劇畑だけに、むつかしい話題を何とか見せようと努力している。

リーマンショックの裏話としては面白い。
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「罪の余白」、事件か事故か死んだ娘の親友は悪魔?

2016-03-13 18:13:13 | 日本映画
おすすめ度 ☆☆☆

心理サスペンス好き ☆☆☆☆

原作は、芦沢央による第3回野性時代フロンティア文学賞受賞作。

女子高校のベランダから転落死した女子高生の香奈。

その死には、同級生が関与していた。

娘を失った、心理学の教授は、その傷みをいやせず、娘のパソコンにその日記を見つける。

それから始まる、同級生の咲と教師との心理バトル。

展開が読めず、次々と物語に引き込まれる。

狂気と化した父親を内野聖陽が好演。

他人を傷つけることに、たける咲役に吉本美憂。人をおとしめる発言と、人におとしめられる立場の二面をうまく表現。

ラストの事件まで一気に語りかける。

酒におぼれる教授にいささか行き過ぎ感はあるが。

冷静に人をおとしめる咲の行動と対比的で面白い。
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「ヘイトフル・エイト」、タランティーノが仕掛ける密室西部劇!

2016-03-12 19:12:29 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆☆

タランティーノ好き ☆☆☆☆

R18+ 168分

南北戦争から10年、雪降るワイオミング。

賞金稼ぎのジョンは、捕まえた賞金首の女囚人をレッドロックへ送り届けるところだったが、雪のため立ち往生。悪名高き賞金稼ぎマーキスと自称保安官クリスを乗せ、中継地へと向かう。

ところがその店には、先客がいた。

5章に別れ、演劇風。

前半は、事件の経過よりも、会話劇の様相。

リンカーンの手紙が出てきて、その真偽まで。

彼らの立ち位置を暴いていくのだが、これが意外とくどい。

ただ、このくどさが、後半一気に話が進むので、その対比が面白い。

何しろ、人種差別を始め、エッチ系の言葉がぞろぞろ、まあこれだけでも、R18だ。

そして、殺人の連続、これでもかの血反吐と臓物まで。

これぞタランチーノと、容赦ない。

これがタランチーノ好きにはたまらないのだろう。

密室劇といいながら、ミステリー要素は薄い。

変則技で、物語を押し込むのだから。

いつもながらのモリコーネの音楽が泣かせる!

役者は達者揃い

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「黒衣の刺客」、唐の時代、刺客として育てられた女がいた

2016-03-11 17:36:36 | 中国映画
おすすめ度 ☆☆

芸術的な映画好き ☆☆☆☆

台湾・中国・香港・フランス合作 ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督作品

第68回カンヌ映画祭コンぺティション部門監督賞、キネマ旬報ベスト5位。

難解な映画、DVDにして正解。

一回目、名前と顔がなかなか覚えられず、それだけで、人物相関がわからず、見終えた後、人物関係を確認した上で、再度鑑賞。


みごと、この映画の美しさに感動する。途中で投げ出したコメントが数々あるが、結局、相関関係がわからず鑑賞すると、そのことだけにとらわれ、この映画の良さが見いだせない。

妻夫木聡、忽那汐里が出演しているが、うっかりすると見失ってしまう。

日本で撮影されたシーンも多く、神社仏閣など適宜挿入される。ただそうわかってしまうと、中国の壮大な風景とちょっと違うなと違和感はある。

唐の時代、刺客として育てられた女。殺す相手が元許嫁という複雑な関係。

戦国時代故、殺し殺されの非常の世界。

そこには、情を挟む余地はない。

だが、女刺客は、情を感じてしまう。

刺客だけに、アクションシーンはあるのだが、遠景であったり、時間が短かったり、それが主体の映画ではない。

それにしても、静謐なシーンの連続は、息をのむ美しさをたたえている。

時代劇アートとでもいおうか。

世にこれだけ美しい風景がたくさんあるとは、驚きだ。

制作期間5年、制作費約13億円の超大作だ。



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「女が眠る時」、覗き見たのは、狂気か愛か

2016-03-10 18:58:50 | 日本映画
おすすめ度 ☆☆☆

PG12

日本映画だが、監督は「スモーク」などで知られる香港出身のウェイン・ワン。

だけに、いささか変わった映画。

北野武主演とあるが、西島秀俊扮する作家の清水が主体の映画である。

スランプに落ちいった作家の清水。妻は自らの仕事(雑誌の編集者)をかねて、ホテルで、5日間過ごす。

映画は、日を追って描かれる。

それにしても、所在なさげな夫を差し置いて、妻は仕事に忙しい。

おまけに、初日、プールサイドで、初老の男と若い女のカップルに、注意を向けさせる。

おかげで、2日目からは、カップルに興味津々の作家の行き過ぎた行動が始まる。

初老の男に、若い女の寝姿のビデオを見せられ、さらにのめり込んでいく。

そこからは、現実とも、幻想とも、

何しろ、作家だから、筆を執るのはいきがいだ。

そんなちょっと不可思議な映画に出演した北野武の思惑は何だったのだろうか。


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