ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「THE LAW 刑事の掟」、ブルース・ウィルスの刑事もの!

2020-10-17 20:14:16 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

劇場未公開

ブルースウィルス出演をうたい文句にした刑事ものだが、一応アクションシーンもあるものの、スカッとしたものではない。

主演は、銃撃戦に出くわし脚に銃弾を受けたウェイトレスのマディソン。

犯人が警察の麻薬班だというのがみそ。

マディソンは足の治療のため、病院に入院、一応別室にかくまわれるのだが、

マディソンの足の銃弾から身元がばれるのを恐れた犯人が、その銃弾を求めて探しに来る。

病院の不手際(警察の捜査だとだまされ、状況をばらしてしまう)で、マディソン一人取り残される。

そこから、マディソンの奮闘劇が始まる。

まあ、一応次から次へと状況の変化があって、目が離せない。

ご都合主義的な展開に飽きが来るが、とりあえず終わりまで、追っかけっこが続く。

最後は、半死状態から、奇跡の回復。

そこへ、ウイルス扮する刑事がやってくる。

 

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「フォートレス・ダウン 要塞都市攻防」、対トルコ、クルド人ゲリラ戦、実話!

2020-10-17 10:40:54 | 映画

おすすめ度 ☆☆★

クルド事情を知りたい ☆☆☆

「未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦」上映作品

シリア映画 だが、実際は、シリアに住むクルド人が制作したらしい。

2015年から2016年に掛けてトルコのディヤルバクルのスール地区で発生したクルド労働者党(PKK)とトルコ軍の衝突の話。

実際に参戦した勇士も映画に参加。

この戦で亡くなった人のアルバムが、エンドロールで流れる。

女学生のジラン(アリホン・ベイサル)はISに殺された兄弟の足跡を追い、故郷であるこの地に帰ってきた。ところから始まり、

100日に及ぶ籠城戦が展開される。

主としてクルド側から描かれるため、ほぼ劣勢。

しかし、少人数で、戦車を含む大軍と対戦。

場所が、密集した住宅街であり、コンクリートの厚い壁で作られた壁だけに、攻めるほうも攻めづらい。

飛行機で爆撃すればそれまでだが、地道な地上戦。

それこそ、間近での対人戦闘だけに迫力はある。

戦いの意義はよく語られるが、負け戦だけにつらい。

クルド側のプロパガンダ臭がする。

ドキュメントタッチで、クルド人の意気はよく伝わってくる。

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「ダンサー そして私たちは踊った」、グルジアダンスと同性愛!

2020-10-16 17:24:07 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

スウェーデン・ジョージア・フランス合作

PG12 同性愛の表現

冒頭、グルジアダンスのテレビが写される。ロシアのコサックダンスに似て、ジプシーの踊りにも似た迫力あるダンス。

ジョージアの国立舞踊団で、ダンスパートナーのマリとともに幼少期からトレーニングを積んできたメラブ。カリスマ的な魅力を持つ新星イラクリの登場により、彼の世界は大きく動き出す。

メラブの踊りは身のこなしから男性的よりむしろ女性的、その分官能的。

そんな彼が、イラクリによりゲイの道を開発され、彼がいなくなると、自暴自棄に。

この辺の感情の機微が、絶妙に描かれている。

別のゲイとの一夜とか、兄結婚式での振る舞いとか、丁寧に描かれている。

その他兄の結婚式では、出席者がみな踊りだし、グルジアでは踊りは日常的なものなのか。

その踊りは、フラメンコを思い出させる官能的なものだ。

ラスト、メラブの新しい門出を予感させて終わる。

主演のレバン・ゲルバヒアニは魅力的。

ジョージアではゲイの表現が制限されていて、上映が困難だったような。

 

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「静かな雨」、忘れても忘れても二人の世界は失われない!

2020-10-15 16:59:06 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

静かな恋愛映画好き ☆☆☆★

原作:宮下奈都

監督:中川龍太郎

主演:仲野太賀と、「乃木坂46」を卒業し、これが映画初出演となる衛藤美彩。

たとえ記憶が消えてしまっても、ふたりの世界は少しずつ重なりゆく
大学の研究室で働く、足を引き摺る行助は、“たいやき屋”を営むこよみと出会う。
だがほどなく、こよみは事故に遭い、新しい記憶を短時間しか留めておけなくなってしまう。
こよみが明日になったら忘れてしまう今日という一日、また一日を、彼女と共に生きようと決意する行助。
絶望と背中合わせの希望に彩られたふたりの日々が始まった・・・。

行助の足のことや、こよみの収入のことなど、語られない。

あくまで、新しい記憶を失うこよみと、彼女を愛する行助の愛の物語だ。

淡々と、静かに物語は進む。音楽や映像は、物語に沿った作りだ。

日々を重ねて、記憶を改善しようと取り組むこよみと、それを受け入れようとする行助の物語。

 

 

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「ウォール 絶体絶命」、絶体絶命! たった1枚の壁が生死を分ける!

2020-10-14 19:38:51 | 映画

おすすめ度 ☆★

劇場未公開

イスラエル/フランス合作

【93分超緊迫】の絶望的シチュエーション・サバイバル! !

息を潜めろ-さもなくば死亡! ! 壁1枚を隔てて潜伏を続ける5人の衝撃的結末! !

2006年8月のレバノン。

主人公マルワンが、車で父を迎えに南部に行ったときのこと。

家は空爆で壊されていて、

近所のご老人方、ナジーブとカセムの

二人がいる家に案内される。

父の行方を聞くものの、分からず...

敵は、壁一つ隔てたところに。

ただ、緊迫の割にのんびりしたところもあって、

安全と思って出かけたカセムが撃たれて死ぬ。

3日間の缶詰にひやひやし通し。

ただ、外で銃撃があるので、中の人は、特に攻撃されるわけでないので、いささか退屈。

レバノンという、見知らぬ地の戦闘に、何らかの新しさを見出そう。

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「影裏(えいり)」、綾野剛と松田龍平の共演で映画化したヒューマンミステリー。

2020-10-13 16:53:25 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

文学作品好き ☆☆☆★

原作は、第157回芥川賞を受賞した沼田真佑の小説「影裏」。

監督は、「るろうに剣心」「3月のライオン」の大友啓史。

芥川賞作品らしく、間接表現で淡々と描かれているので、ある意味退屈する。

ただ、綾野剛、松田龍平という役者の存在が、その裏を匂わせる。

転勤で岩手に移り住んだ今野、同僚の日浅に心を許し打ち解けていく。

ゲイでもある今野(綾野)は、日浅(松田)にキスを仕掛けるがかわされる。

前半の綾野は、パンツ一丁だったりして、男くささを匂わせる。

後半、日浅が失踪、現れたかと思えば互助会の勧誘。

そして、関東大震災。

行方不明になり、父や兄に様子を聞きに行くと、捜索する気もないという。

題名の「影裏」だ。

川釣りのシーンが多く、重要な役割を担う。

大友監督のスタイリッシュな演出は、あくまで間接表現に徹し、難解さを引き起こしている。

まあ、綾野と松田の演技を見るだけでもいいとするか。

岩手のご当地映画でもある。

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「エージェント・スミス」、捜査官とセックスの関係を持った女の悲劇!

2020-10-12 19:19:58 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

「未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦」上映作品。

1988年ケンタッキー州パイクビルで実際に起きたFBI捜査官とドラッグ中毒の情報提供者の話。

裏社会に生きる女スミスは薬物所持の現場をFBIに押さえられ、捜査官パットナムから無罪放免の代わりに情報提供者になるよう要請される。

パットナムは裕福な不動産開発業者の娘と結婚していたが、スミスに誘惑され関係を持ってしまう。

そこからドロドロの展開。スミスは妊娠騒ぎまで起こして行きつく末は?

世界で最も美しい顔1位、エミリア・クラークの新境地! 美貌と肉体を武器に、男のすべてを狂わせる<ダークヒロイン>を体当たりで演じている!

だが、今一不完全燃焼!

 

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「ファンシー」、永瀬正敏の郵便局員+彫師と窪田正孝のペンギン!

2020-10-12 06:51:23 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

変った映画好き ☆☆☆★

R15+

彫師の郵便配達員と詩人、1人の女性の奇妙な三角関係をエロスと暴力で描いた山本直樹の同名短編漫画を、永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子のキャストで映画化。

郵便局員でありながら、彫師という表裏のある男が主人公。常にサングラスをかけ、バイクで移動。

郵便配達に訪れる風変わりな邸宅には、詩人でペンギンを名乗る男が、そこは冷房の効いた部屋で詩人は氷風呂に入る。

そんな、処へ、詩人を訪ねて押しかけ女房がやってくる。だがペンギン男は不能。

一方で、彫師の世界はやくざ。殺し屋がはびこり、売春組織も。

そして、殺人事件が。でもヤクザ社会では、人目に知れず、葬られる。

押しかけ女房は、郵便屋と通じて、ラブホへ。

清楚な女が淫乱に。

撮影角度カット割りが斬新。

どことなくメルヘン。ファンシーなのだ。

ペンギンの窪田、押しかけ女房の小西。

わき役もユニーク俳優が固めて無難。

廣田正興の今後に注目。

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「悪魔は見ていた」、韓国でスマッシュヒット!

2020-10-11 17:10:06 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆

劇場未公開 WOWOWで公開

ストーカーによってオフィスビルに監禁された女性の運命を描いた韓国製サスペンススリラー。

前半。セクハラ上司にねちねち仕事を押し付けられ、さらには、夜中に押しかけセックスの強要。

と、やや面白そうだが、後半は、クリスマスイブ、地下駐車場での警備員による嫌がらせ。

ありそうな、監禁ものだが、エロ、グロは控えめ。

地下駐車場という狭い空間でのやり取りが延々と続くので飽きる。

ラストはちょっとひねりがあるが。タイトルに注目。

主演のカン・イェウォンが、美人なのでまあ見ていられる。

 

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「最初の晩餐」、通夜のふるまいは卵焼き!

2020-10-10 18:43:48 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

父を亡くした家族が通夜に出てきたある料理をきっかけに父と家族の時間を取り戻す姿を描いたドラマ。

その家族は、既婚者同士の結婚で、それぞれの連れ子がいた。

父の葬儀に集まった家族。そこでふるまわれた料理は、父の残したレシピだった。手始めが目玉焼き。

それぞれの料理に引っ掛けて、過去の家族が明らかにされていく。

家族とは何かを、父の連れ子の麟太郎が悩むことで、物語が膨らんでいく。

途中、母の家出、父が母の連れ子シュンに告白、それを聞いて、シュンは家出。

謎が、物語に深みを与える。

そして、終わり近く、すべてが明らかになるが、それは、母の語りであり、その奥のことはわからない。

もう一度最後にどんでん返しがある。

丁寧に練られた脚本。

謎を引っ張りながら、徐々に明かしていく演出。

加えて、各役者の的確な演技があって、深みのある映画になっている。

高崎映画祭や、映画批評家大賞を受賞している。

染谷将太、戸田恵梨香、窪塚洋介、斎藤由香、永瀬正敏。

 

 

 

 

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