私は4月に西洗公園愛護会事務局に就任したとき、誰かが公園を利用している時、私が公園の手入をすると利用者は私を目ざわりと思うのではないかと思って、利用者のいないとき手入を行おうと思っていました。
しかしこうすると公園に関する利用者や近くに住む人の声を聞くことができません。また時間が不足で手入れが終わりません。
公園にいる時間を長くし、毎日、午前中は手入れの仕事をするようにしました。すると、俄然、収集できる情報が増えました。公園利用者や周辺の住民と会話することが増え、彼らの生の声を聞くことができるようになりました。
私が気づかないでいた公園の危険を指摘する人が現われました。土日は小学生が大勢来ますが、小学生とも会話をすることができるようになりました。会話の中で、小学生の公園に対する思いを聞くことができるようになりました。
そして最近驚くべきことがおこりました。日限山4丁目に、しかも公園の近くになんとガーデンデザイナーの知識を持っている人がいました。女性の方で、ここに移住する前は根岸森林公園の近くに住んでいたそうです。森林公園の手入に関しては豊富な知識を持っています。庭園が好きで外国の庭園も訪問しています。西洗公園が気にいった、ここをついの住まいにすると言っています。
彼女は最近私の前に現れ、西洗公園の改善について提案してくれるようになりました。草花については花壇ではなく、自然風に植えるとこの公園に調和すると言っています。また、西洗公園は街区公園(まちなかの公園)です。ボランティアが花壇を手入れすることになります。花壇を美しく保つためには継続的な工夫と努力が必要になります。町のボランティアにはむずかしいことだと言っています。
手のかからない草花の植え方を工夫した方がいい、そのためには雑草が生えにくい植え方を考えるといいとのことです。つまりグランドカバーという考えが重要になるそうです。藪蚊が集まらない植物も植えるといいそうです。美を工夫しながら、四季折々、花を楽しめる多年草の選択、そして多年草のグランドカバー、カラーリーフの活用がだいじとのことです。
正門を入ってすぐ左手の、赤い花が咲くツツジが10数本植わっているエリアは、先日の公園清掃のとき、7班、8班の大奮闘で茫々だった雑草を除去できました。次はどうするかですが、彼女はイングリッシュガーデンにすることを提案しました。美しく、かつ維持管理が楽なイングリッシュガーデンをつくることは検討に値すると思います。私は研究します。
なにか、西洗公園愛護会事務局に就任して人生が楽しくなってきました。老病に苦しんでいますが、公園手入れを行っていると元気になります。老病を忘れます。
公園愛護会員仲間が増えるともっと楽しくなります。毎日散歩するという感覚でぜひ西洗公園愛護会にご加入ください。公園づくりを楽しむことができます。清掃だけではありません。創作の喜びがあります。野外音楽祭、野外ダンスパーティの企画、青空市場の企画、災害時の避難場所づくりの企画もできます。日限山4丁目の住民にとって、さらには近隣の住民にとって大変役に立つ、すごい仕事が西洗公園愛護会にはあります。