西洗公園の南側、砂場の西の方にあるオオムラサキの植込みですが、5本ぐらい、まとまって完全に枯れて枯れ木のオオムラサキの植込みになっていました。今日、午前中、枯れ木を徐去しながら原因を調べると、オオムラサキの根元に厚く入れた落ち葉にカビが大繁殖していました。カビはオオムラサキの根元にも寄生し、オオムラサキを枯らしました。
落ち葉を薄くオオムラサキの根元に敷く程度なら、カビが繁殖せず、保湿になるでいいのですが、厚く敷くことは危険です。カビが繁殖するだけで、腐葉土化はすぐに起こりません。
このコントロールは一般の人にはちょっとむずかしいので、落ち葉の園内処分は、オオムラサキの植込みの中ではなく、植え込みの中の広めの通路部、あるいは園内に安全な落葉処分場を考えるのでそこに入れるようにしたいと思います。腐葉土づくりについては簡便な方法を実験します。
すでに、私は、夏祭りでゲートボールのゲート通し遊びをやるため、芝生広場東の南西部の整地をやってきました。この遊びには30㎡程度の平面がほしいのですが、そこは一部窪地になっており、整地が必要でした。
そこで窪地に落ち葉や雑草を入れ、上に砂泥をかけ、落ち葉などを泥化し、平地に整地することに成功しています。落葉などを入れ、その上に泥をかけておくと、意外に雨に泥が流れない安定した整地が短期間でできます。踏んでも土面が沈みこまないので不思議に思いました。落葉はかなり枯れているので生の葉とは違い、泥化しても、体積が、あまり縮まないのではないでしょうか。生野菜などがほとんど腐敗して炭酸ガスと水になるのと大違いです。また、落葉が形状を保っている間、一種の補強材になっているのではないでしょうか。
このような窪地は公園内に数多くあり、整地が必要です。腐葉土化ではなく、泥化ですが、泥化でも園内で落ち葉や雑草を大量処分できれば結構なことだと思います。
公園倉庫の前の空間は、一部、穴を掘って泥をとり、掘った穴には落葉を入れ、その上に泥をかけるようにしています。落葉は腐敗します。そこは木がありませんからカビが発生しても悪影響はありません。カビは発生しても土中枯草菌に食われてしまうと思います。
穴を掘ると余剰の泥がでますが、芝生広場にある段差を減らすことや、園内のいろいろな窪地を整地するのに利用しています。
このような実験は、大改修が近いなら無駄ではないかと批判されそうですが、短い期間でも公園維持管理の知識を実験で学びたいと思ってやっています。また、西洗公園愛護会員の仕事にはどんな仕事があるか、実験的に学ぶのにも有効です。
公園愛護会員の仕事実験は、4月-6月でほぼ終えることができたと思います。西洗公園の維持管理には、1人園丁を置いてもいいと思うほど仕事量が多いというのが私の印象です。
もし西洗公園で花壇を新設したら数人の花壇担当公園愛護会員が必要でしょう。