日限山4丁目は老人割合40%の状態が続き、現在、月100円の「協力費」を払って班長に就任することを免除してもらう人が増えつつある、班長職をやりたくないと言って自治会を脱会している人が増えつつある、班員間、隣人間、老人と若い人の間の関係が希薄で班の交流・助け合いがうまく機能していないなど班の機能不全が問題になっています。
ところがそれが「うそ」であるかのように、日限山4丁目は、当番班による公園清掃の時には、班の老若男女、子供達、足腰が弱い人まで集って、協力的な明るい姿勢で、公園の雑草抜きや、落葉掃除をやっています。少なくとも今年5月から、毎回の当番班による公園清掃を観察していると、班員の活力に驚いています。
昨日は、12月8日、気温は5℃までさがり、午前9時前は指先がちょっと痛いと感じました。公園清掃の当番班は23班、24班の2班でした。9時には30数名が集りました。23班も24班もそれぞれ20軒ぐらいの班です。合わせて40軒ぐらいです。信じられますか。30名以上の集合。生活環境部、公園愛護会、フリーの公園ボランティアを除いても26名が来ました。すごいですね。班崩壊の危機なんてウソではないでしょうか。西洗公園には人をひきつける神秘の力が働いているのでしょうか。
生活環境部公園担当が、「今日は落ち葉掃除をやります」と言って、熊手または箒、手箕、大きい黄色のビニール袋を3点セットとして渡し、班で公園の外まわり、園内と担当を分け、落葉掃除開始をお願いすると、みんな一斉に作業を開始しました。
作業は45分で終了としました。集まった落葉の山を見てください。人海戦術の効果はすごいですね。
掃除をした落葉はゴミとして処理せず、西洗公園南西部にある築山の斜面の土流出を修復するのに利用します。写真は築山の頂上部です。実はここからすぐ下の北東面が凹部になっています。長年無管理できたので土が流出しました。溝をいく筋も掘り、木の枝を入れ、その上に、抜いた雑草や集めた落葉を入れています。写真の落葉は、踏んでいるとやがて低くなります。雨が降るとさらに落ち着き低くなります。予定の高さに近づきましたら、土をかけ、整地し、さらに落ち着かせて最後は芝生にします。落葉は最後は腐葉土となって写真のクスノキなどの養分になるでしょう。養分、水分、空気がよく混じった土の築山になるでしょう。そう期待して西洗公園愛護会は斜面修復実験を行っています。
観察していると、みんな仲良くおしゃべりをしながら作業をやっていました。親睦になっていますね。