新町日限山4丁目誕生から50年、陸の孤島のような立地という問題もありますが、わが町は、若い人が流入する町から流出する町に変貌しました。老人割合は40%程度と高どまり、少子化で人口減少の予測です。
このような人口動向を見て町の老若男女が町づくりの意欲を失ったら今後の50年は町の人々は低迷苦悩でしょう。
日限山4丁目が東京のベッドタウンというのは過去50年のお話です。忍耐してここから東京に通うと考える人は減っています。通勤を苦にしない人(職場がこの町に近い人など)、在宅勤務の人、緑の美しい住環境を優先する人が割合として増えつつあります。
現実に動揺し、老病孤独に弱り、内向的になっている人、町のことを考える心を失い、町を出たい、あるいはそこまで決心できないが、社会的に孤立する人が増えていることは事実でしょう。行政は概して社会福祉を重視してきたので、ある程度、対応施設・システム、福祉ボランティア組織が設けられ、町の人々の苦悩を和らげることに役だっています。
しかし、従来の社会福祉だけで老病や社会的孤立に苦悩する町の人々が、苦悩から脱却できないことは明らかです。
老若男女の構成がいかに問題深いものがあっても、町の人々が、温か味を感じる町づくりが重要ではないでしょうか。
西洗自治会や自治会班の崩壊が心配な過渡期にあって、自治会の夏祭り、自治会の防災訓練、自治会の、月1,2回の当番班2班による公園清掃に、自治会崩壊の恐れがあるなんてウソであるかのように、老若男女が集まり、町の人々の触れ合いを楽しんでいます。
自分は「できない」と思って町から逃げる心になるのではなく、町の仕事は老病でできない、しかし町の発展を祈る、これが、老病に苦悩しながらも町で幸福感を味わう生き方ではないでしょうか。
私は84歳、腎機能が普通の人の1/4以下です。前立腺がんが末期で、抗がん剤を毎月2回点滴しています。薬の副作用で、足はむくみ、しびれ、体の動きが非常に悪く、よろめき、ふらつきながら歩いています。めまいに襲われると一歩も動けません。疲れると動きをとめ、目を閉じて動かず、静かに休みます。そこで仕事は時間をかけ、ゆっくりと行います。
すると西洗公園で毎日のように園丁の仕事実験をやっていても、苦しいと感じるのではなく、楽しいと感じます。公園が、安全になり、清潔になり、美しくなり、町の人々の居場所、活動場所などとして効用が上がり、少しずつ公園管理体制ができつつあり、西洗自治会・生活環境部や港南土木事務所と協働でき、幼児連れの親などや子供達だけでなく、老病孤独に苦悩する町の人々、近隣の保育園、幼稚園、小学校、中学校の園児、生徒まで集団で西洗公園に来るようになっているのを見ると、成就感、満足感、そして幸福感を味わうことができます。
いかに老病孤独に苦悩しても、長く生活した日限山4丁目に感謝し、今後の町の発展を祈りましょう。この心は老病孤独の苦悩を和らげてくれます。町は人を育む町になります。
あと3日で2025年ですね。
なお、西洗公園でのゲートボール(GB)(9:00-10:30)は30日で終わりです。老若男女、誰でも参加自由無料です。友人知人を誘ってどうぞ。打撃作戦はGB歴11年の私が教えますから心配無用です。初めての人でも楽しめます。新春は1月6日(月)からです。月木金、9:00-10:30です。祝日はお休みです。なお、GB部員(5名)は、町の人々のためGB活動運営が仕事と思っています。費用は西洗自治会日限山いぶき会(老人会)が出してくれます。
港南区GB連合主催のGB大会に出場するには日本GB連合に加盟する必要があります。これは自費負担でお願いします。港南区シルバー連合主催のGB大会は、連合加盟無用です。参加には5人チーム編成が必要です。