概して我が家は、クリスナスイブは、家で一家団欒を楽しんできました。
結婚後、初めてのクリスマスイブの夕飯で、妻が鶏もも肉の照り焼きをつくって出してくれました。これは母の料理の中になかったし、独身時代に食べる機会がありませんでした。アメリカでクリスマスイブに七面鳥を焼いて食べることをまね、日本では七面鳥のかわりに鶏もも肉の照り焼きが好まれていたようです。妻の実家はクリスマスイブに鶏のもも肉照り焼きをつくり食べていたそうです。
非常においしかったので感動し、わが家では子供が産まれてからも毎年クリスマスイブは、家をアメリカ風にクリスマスグッズで飾り、鶏のもも肉の照り焼を食べ、家で一家団欒を楽しむ習慣が根付きました。
子供(3人)が全員独立してからは時々外食しましたが、基本的には家での一家団欒を維持していました。
しかし近年は様変わりです。子供達が自分の家族で一家団欒を楽しむようになっており、私達老夫婦は呼ばれたことがありません。昨夜も誰からも呼ばれませんでした。
昨日は私は朝8時に家を出て横浜栄共済病院に行き、血液採取・検査を受け、11時頃、医師による診断があり、12時ごろから1時間半かけ、抗がん剤点滴を受けました。13時半から病院内で軽い昼食をとり、14時過ぎに病院の会計をすませ、バスを乗り継いで家に帰り、コープ日限山で食材を買って、家に帰り着いたのは16時頃でした。
妻は、正月料理の準備のため、戸塚に行き、外出していました。そこで遅すぎる昼食を自分でつくって食べました。
やがて帰ってきた妻は、あるもので夕食を用意すると言って、焼いた鮭切り身を崩してちらし寿司を用意してくれました。鶏もも肉の照り焼きなど出てきません。
私が、ちょっと淋しいクリスマスイブだねとぼそっと言うと、妻は、そう言うと思ったと言って、モンブラン(ケーキ)を出してくれました。形、食感こそ工夫されていますが、ただ甘いだけの砂糖ケーキです。砂糖ショックを和らげるために砂糖抜きの紅茶で締める始末でした。
もちろん、家はクリスマスグッズで飾っていません。飾るべきグッズはあるのですが、物置部屋で眠っています。
クリスマスイブを楽しむ習慣はわが家から消えました。
(注)街をイルミネーション(通常のLED照明、ドローンを使った動く空中照明など)で飾り、人々を、夜、外食に誘い出す風潮は強くなっていますが、一方で家で一家団欒を楽しむ人も増えていいます。キリスト教系国でも同様ですね。家を飾るクリスマスグッズがよく売れているようです。日本では12月になると正月グッズがスーパーなどに並びます。日本ではやはり正月ですね。病院は、クリスマスイブでもやっていますが、正月はお休みです。
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