現在80歳以上の老人は、兄弟姉妹が多い家庭に育った人が多いのではないでしょうか。親の経済力がなく、子は独立を強いられたと思います。その子が戦後育ち、経済成長期に結婚し、核家族化しました。父母から離れ、子の養育は自分が考えました。子は多いより、少ない方がいいという思いに取りつかれ、平均で2名以下の家庭が増えました。核家族です。
家計にゆとりがあり、子は甘い家庭に育ちました。子供のとき厳しい社会生活を強いられた子は少ないでしょう。わがままを言える家庭に育ちました。したがって仏教でいう脱皮とか、キリスト教でいう新生を経験(精神の成長経験)することなく、我(が)が強いまま、大学を出、社会人になった人が多いと思います。社会人の経験がありません。実は社会人になっていません。なれません。我が強いですから社会で忍耐強く生きることができません。
会社などでは、上司や同僚と人間関係が悪く、すぐ怒って離職します。忍耐できません。結婚して家庭を作っても、夫婦仲が悪く、忍耐せず、離婚します。独身の方が自由で幸福という考えが蔓延しています。親元に逃げ込む人も増えています。
我が強くて人間関係ができない人が多いため、社会的孤立者が増えています。日本は30%と言われていますが、もっと多い感じがします。親から独立しない大人が増えています。親も、這えば立て、立てば歩けの親心を失っていますから過保護です。大人になった子を飼い殺しにします。
これが戦後の核家族の悪影響の結果です。結婚しない風潮、少子化、人口減少は続きそうです。
宗教・哲学、人生論、幸福論、社会論など、生きる、あるいは社会生活を送る知識・知恵を学び、研究する風潮がありません。自分のことしか考えない状態で、何とか生きていることができる、つまりわがままが通る甘い社会が今の日本です。
日本衰退、貧困化は必然ですね。
日限山4丁目・西洗自治会もご多分にもれず、変な状態です。近所の助け合いが重要と言いますが、助け合っていない現実、社会的ボランティアが誕生するがよく機能しない現実、・・・。複雑混乱の時代です。
自分の世界に逃げ込まず、内向的にならず、外向的になって社会に出て、たたかれ、つまらない我(が)をへし折られ、脱皮・新生を経験し、生き生きと生き、不完全な自分・社会を改善・改革する心・夢を捨てず、忍耐強く、いいと思ったら一人でも企画実行し、仲間が増えたら家族が増えたように喜び、人生を楽しむことを学び、成就感、満足感、幸福感を感じながら生きましょう。
老病、神経老化などに負けない元気を持ち続けましょう。まずはあえてそう考えましょう。そう意識しましょう。日限山4丁目を、この町出身者が、忘れがたき故郷と思う町づくりをみんなでやりましょう。
老人になって社会的孤立状態でしたら、社会福祉が発達していても人生暗いでしょう。
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