従来、西洗公園では、落ち葉はすべて大きなビニール袋に入れ、ごみとして出してきました。公園の土壌がやせるのは当たり前です。悪いことに、密植性の樹木公園です。一見、5月ともなると、新緑が美しいのですが、樹木が弱っていることは歴然です。特にケヤキが弱っています。枯れ枝が目立つケヤキは強剪定、さらには伐採が必要です。
今日の公園手入れでは、落ち葉を園内で腐葉土にする方法を検討しました。西洗公園は、オオムラサキを植えすぎるほど幅広く植えており、光、水、肥料不足で花が咲きません。
西洗公園は、オオムラサキをこの写真のように植えている個所で覆われていると言っても過言ではありません。緑は美しいのですが、花はつきません。笹、つる草、雑木が間に生えますが、その除去は苦しい作業です。幸い、今は1人、オオムラサキの群生に分け入って、雑草、雑木を取ってくれている公園ボランティアがいて、助かっていますが、この人はもう歳で、作業は限界と言っています。
緑が美しいのですが、まちなかの公園としては植栽設計に誤りがあるのではないかと思っています。
この写真で言うならば、十文字に通路ができていますが、その中央部は、大量の落ち葉を入れることができます。中央部のオオムラサキは、落ち葉に埋もれて、生育できなくなります。中央部がはげます。しかし落葉はここで腐葉土になります。オオムラサキを犠牲にして腐葉土をつくってもいいのではないかと考えています。この方法なら大量の落ち葉を園内処分できます。
(注)写真のようなオオムラサキの植え方をいいと言う人もいるので西洗公園愛護会としてはそのような価値観の人とよく情報交換しながら実験をするようにしたいと思います。
西洗公園には、オオムラサキを一列植栽している個所が何か所かあります。やはり土地がやせていて花付きはよくありません。そこで、周辺をよく耕し(具体的には大きく深く掘り)、落ち葉をすきこむと、腐葉土になり、土地もやわらかくなり、オオムラサキは元気になるのではないでしょうか。この方法は、実験しても特に問題ないので、今日、やってみました。この方法でかなりの落ち葉の処分ができます。