記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

犬と散歩

2008年07月30日 22時50分25秒 | Weblog

今朝は少し風があって涼しい。駅までの道で4組のお散歩ワンコに出会った。
ポメラニアン、ブルテリア、コーギーなど。うち三組は二匹連れだ。
以前イングリッシュセッターとゴールデンレトリバーの合いの子を飼っていた。名をペルという。由来は忘れた。
無類の散歩好きで、お散歩の綱に触れただけ、もしくは「おさんぽ!」と発するだけで、たちまち目を輝かせ尻尾をブンブン振ってほえ立てる。
意地悪な私はわざと、同じトーンで「タタンタ!」と言ってみる。やはりペルはお散歩と勘違いをし、そっぽを向いて様子を伺う私に飛び掛かってくる。母音で聞き分けているのだ。
ペルが若かった頃は私が散歩係だった。お手とお座りとおかわりしか躾なかった為、子供の私にはたとえ中型犬とは言え、きつい散歩だった。何故って、綱を握っている手ごと引っ張られ、前のめりになってしまう。ペルは至る所を探検したいから私を力ずくで引っ張りまわすのだ。いつも帰り道は二人ともグッタリ。今朝見たお散歩ワンコ達は優秀だ。二匹もいるのに、みんなが相手を思いやって(?)優雅に歩いている...ように見える。
犬大国のフランスではそれはもう、躾は一流と言っても過言ではないだろう。メトロやレストラン、デパート、銀行あらゆる公共施設で見かけるワンコたちは、はしゃぐなんてことはあまりしない。犬さえもパリジャンになりきっている。メトロではご主人の「CHEZ TOI!」の一声でぴょこんと籠に飛び込みおすわりする。また雑貨屋では、ご主人が品物をみている間、綱の先、つまり人が持つワッカを自らくわえておとなしく座って待っている。なんて頭がいいんだろう。さすがフランス犬たちも充分な自由が与えられているのだろう。

fine ART photographer Masumi
コメント
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