記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

どう見えるか

2009年06月05日 22時22分51秒 | Weblog
先日書いた余命1ヶ月の花嫁のヒロイン。
名前で検索したら、思いもよらぬ書き込みを見つけてしまった

書き込みを信じるわけじゃないが、驚きは隠せなかった。

ちょっと話が違うかもしれないけど。いつも思うこと。
わたしはロベール・ドアノーの「パリ市庁舎前のキス」という写真が一番好きだ。彼のとらえたパリのスナップには脱帽である。
パリの写真学校のスタジオの先生エレーヌは、ドアノーのこの写真はやらせだと言った。信じられなかったが、事実だとわかった。だからと言ってこの写真を嫌いになんかならない。なぜか?
それは信じて疑わない写真だからだ。
見る者をとことん信じさせることが出来れば、私にとってれそれが事実なのだ。つまりどう見えるか。上司も同じようなことをよく言っている。
どう振る舞うかじゃなく、どう見えるかだと。
見た目が大事と言う意味ではない。内面からにじみ出るものが相手にどう伝わり、受け止めれるかという意味だ。

余命一ヶ月の花嫁もたとえどんな事実があろうとも、フィルムに映った彼女は本物であり、あのあどけない表情もそのまんまのものなのだ。そして彼女の言葉も真実なのである。

見出しの画像は去年の秋のパリ市庁舎前のスナップ
Robert Doisneau ロベール・ドアノー

fine ART photographer Masumi
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする