記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

アートのある生活

2011年01月24日 02時46分54秒 | Weblog
「暮らしに写真を取り入れる」というテーマのセミナーに参加した。

講師は松浦隆先生と以前「額装セミナー」で講師をされた柿島貴志先生。

日本は周知の通りカメラ大国である。しかし手段である撮影はしても、撮った写真を引き延ばして飾るという目的を果たすことが少ないという。 撮った写真はどこ?アルバム?
そんな中に仕舞い込むのはもったいない。 家族写真だって気軽にアートとして飾ってみてはと言った提案だ。
柿沼先生からは絵画の授業と同様に写真教育も必要なのではという意見。もちろん技術的なことではない。
実際絵画よりも写真にあふれた日常だが、アートとして部屋の壁にかけてあるものは写真よりも絵画のほうが断然多い。

海外の写真の捉え方の参考に「プラダを着た悪魔」の映画を紹介していた。
リンク先の写真からもわかるように室内に写真がたくさん飾られている。さらに中央にある鏡も額があることによって誰かが写ればれっきとした作品となるのとも。これ、ぜひ真似したい
また商業施設ではレストラン、カフェなどもお店の歴史を感じさせる写真などが自然に溶け込んでいる。
日本に比べると目的としての飾る写真が生活にあふれているのだ。

パリに留学していた頃、写真の歴史という授業で広告美術館に行ったときのこと。まだ小学校低学年と思われる子どもたちが地べたに座って先生の説明を聞きながら、スケッチブックに何か描いていた。そこに展示されている写真はヌードだった。
日本では考えられない光景だ。
ヌードを子どもたちに見せるかどうかでなく、幼い頃からアートを教育に取り入れているということ。
芸術の都パリだから尚更かもしれないが、アートとして絵画と写真の区別がないのだ。
日本において写真がアートとしての位置を築けていないのはそういった環境の違いがあるからなのではないか。
これからの子ども達には、小学校から美術館などのアートに触れる機会をぜひ作ってほしいと切に願う。




セミナー後にTちゃんとラーメンの予定が並んでいたのでスープカレーに変更
中辛スープと一緒にライスを食べるのが美味しかったよ
スープの中にライス全部入れちゃえばよかったんだ

昨年12/11から1月下旬まで原宿KDDIデザイニングスタジオでファインアート写真2点を展示中
コメント
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