記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

2018秋イタリア経由パリ行きvol.8

2018年12月29日 18時32分08秒 | Weblog


ミラノ、リナーテ空港からパリ、オルリー空港までは、1,5時間弱
シャルル ド ゴールとは違ってシンプルな空港だった。

友人と合わせると、大きなスーツケースが3つ
乗るタクシーは少し大きめのバンが良かったが、最初に名乗り出たタクシーは普通の大きさ
無理だと友人が訴えても、ドライバーは御構い無しにスーツケースをトランクに詰め込んだ。急ブレーキでもかけようものなら、スーツケースが飛び出してしまいそうだった

「Ç'est pas possible.Ca va?」

と友人が聞いたら、黒人の若い運転手は、

「Je ne sais pas!」

と答える始末。なんていい加減なんだ
2人して眉間にシワをよせた。

一抹の不安を抱えつつ、2人して後部座席に座り、一番上、つまり真っ先に飛んでいきそうな私のスーツケースの車輪を左手でむんずと掴みながら走り続けた

なんとか、無事ホテルに着いた頃には、左手の感覚がなくなっていた

夕飯は、馴染みのベトナム料理やさんに行ったイタリアではカロリー高めの食生活だったので、ここいらでお腹の調子をリセットしてあげないと
パリに来た安心感から、普段は飲まないビールを注文して乾杯

今回初めて頼んだボ・ブン、私のパリお気に入りメニューに追加されたスープ少なめヌードルに、野菜たっぷり、お肉もたくさん、揚げ春巻きもトッピングされていて、甘辛ソースが絶妙な味わい。一押しメニューです

そして、パリでやっとバスタブに浸かる事が出来た。イタリアのホテルは全てシャワーのみだったの友人から貰った入浴剤を早速使って、至福のバスタイムお風呂が習慣の日本人には、必要不可欠の時間なのです

翌日は早起きして凱旋門に向かった。
2005年、パリの写真学校にいた頃、「いつか人っ子ひとりいないシャンゼリゼの写真を撮りたいね」と友人たちと話していたが、ついに実現出来るかも
てなわけで、まだ薄暗い空の下、ホテルを出てメトロに向かった。
どうやって行くかを、メトロの駅中で思案していたら、30代前半くらいの男性が話しかけて来た。どうやらメトロの工事のため、動いている電車が限定
されるらしい。乗り換えの方法を教えてくれた。「一緒にいこうか?」と、言われたが、申し訳ないので丁寧にお断りした。

言われた通りホームに着くと、さっきの男性がホームにいた結局、一緒に乗り換えの駅まで行くことにした。彼は警察官だった。夜勤明けだそう。地名は忘れてしまったが、パリ郊外に住んでいると言った。綺麗な街だとも言っていた。私の年を聞いて、30前半にしか見えないとおののいていた
「今夜、ディスコに行かない?」と、彼。
初対面でディスコなんてそんな冒険できるほど若くはなかった

夕飯は友人と約束もあったし、丁寧にお断りした。私だけメトロを降り、車内の寂しそうな表情の彼を見送った。惜しかったかな?!なんてね

つぎは、人っ子ひとりいない凱旋門です。


また、イタリアに来るよ〜

小ぶりの飛行機でした。

ベトナムやタイのビールは、まるでパナシェみたいな味だから飲みやすいの

こちらはフォー

大絶賛のボ・ブン

リナーテ空港の免税店で散々試した挙句、3つセットの香水を買いました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018秋イタリア経由パリ行きvol.7

2018年12月29日 11時03分17秒 | Weblog


ミラノ2日目は、友人の案内でブレラ美術館までお散歩。澄み切った朝の空気が美味しかった

「宝クジが当たったら、あのマンションを買って住んでみたい」という友人の話から、2人して想像を膨らませた。生活するには好立地な場所。
私は、リヨンに1ヶ月くらい滞在したいな。永住するなら、パリ郊外かな
あぁ、こんな風に夢みる時間、大好きです。私たち、想像力たくましいんです
いつかまた、海外で暮らしたいな

既に美術館を知っている友人とはホテルで待ち合わせすることにして、わたしだけブレラ美術館に残った。

ブレラ美術館は、建物自体が素晴らしかった
中の作品では、今まで見たことのない赤を使った作品が一番印象的だった。
まるで血のような赤い色の翼が、少し怖かったんだけど、何故か忘れられない絵だった。

窓越しからだったが、こちらにもりっぱな図書館があった
海外の図書館は、日本と違って、より歴史の重みが感じられる。棚の高さや装丁のちがいだろうか?
一段一段梯子に登って、天井に近いいちばん上の棚にある本を取るのに憧れているの。自宅にそんな部屋があったらいいなぁ

ひと通り見学したあと、ホテルに戻ることにした。行きに教わったパン屋さんで、イタリアのお菓子を買った。
帰り途中、横目に入ったショーウィンドウに目が釘付け
Faliero Saltiと言うストールのお店。
ただ、敷居が高そうなお店だったので、いちどは通り過ぎた
が、やはり気になったので、回れ右をして引き返し、勇気を出して扉を開けた

いくつか試してみたが、やはりいいものはお値段もそれなりに
なんと言ってもシルクの肌触りが気持ち良かった
カラフルで、柄も豊富。お店の商品、ぜ〜んぶ、試してみたくなる
Amandaというボルドーの大判ショールが顔映りがよくて気に入ったが、予算オーバーだったので泣く泣く断念でも、ステキな体験だった

ホテルに戻り、友人と再会後にランチを食べに行った。友人の知っているお店で、ミラノ最期の晩餐ならぬ、昼餐だ
久しぶりに魚とリゾットを戴いた

夕方には、いよいよパリ入りです


ブレラ美術館

美術館の終わりに、素敵なカフェがあります。

お昼前に来たので、それほど混んではいません。

ナポレオン像です。

右手にはティンカーベルみたいな妖精が

ここで本を読んだら、賢くなれそうな予感

赤い翼、ちょっと怖くない?

可愛いらしい絵にホッとします。

趣あるブレラ通り。

なんと骨を取り除いてくれています

綺麗に取り分けていただきました

右奥のミネラルウォーターには北斎の絵がプリントされています。

こちらです。

南イタリアの伝統お菓子、スフォリアテッラと、カンノーリ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする