記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

最後の晩餐

2015年08月04日 00時28分28秒 | Weblog
とうとうヴァカンスもあと2日
最後の夜は、サン・ジェルマンにある最初に泊まったホテルで過ごした。
慣れた街はホッとするね

午前中はカタコンブで終わってしまったから、午後は要領よく時間を使って、お土産を手に入れなければならない
ボンマルシェでは、以前フィガロジャポンのイベントで戴いたエコバッグが実に役に立ってくれた
意外と丈夫に出来ていて、買ったお土産がすっぽり入った

ホテルに戻り、荷物の整理整頓開始
チーズや生ハム、エシレバターなどの冷蔵食品は、チェックアウトギリギリまで冷蔵庫の中へ。
ただし、忘れないように要注意

いまさらだけど、私のスーツケースって、意外と小さかったのね。30Lもなかった。
いくら夏とはいえ12日間でこのサイズは厳しかったみたい。今度旅行する時はビッグサイズを購入しよう!

行きにスーツケースにたたんで入れて来た、手荷物用のミニキャリーもパンパン
なんとかお土産が収まった

夕飯は、レストランじゃなく、近くのお惣菜やさんで買って、お部屋でのんびりワインを飲みながら戴いた
実はこのお惣菜やさん、10分くらい前はショーケースに色とりどりの美味しそうなお惣菜が並んでいたんだけど、買いに行った時は、すっかり後片付けが終わっていて、スッカラカンだった
ダメ元で、「もう終わり?」と、尋ねたら、「そうだけど、何か欲しいなら!」と言って中に入れてくれた
アルミのワゴンの棚を上から下までダッシュで見て探し、きゅうりを発見!友人のオススメのきゅうりだ他は何だかわからなくて、ロティサリィの「とり肉!」と訴えた。すると、ハーフか一羽か聞かれたので、本当は1/4がよかったんだけど、手間をかけるのは悪くてハーフでお願いした。あとは、オススメのサーモン
レジでお会計をしていると、お店のオーナーらしきおじさんが、「Bon appetit」と笑顔でおつりをくれた

お部屋で食べる気楽さ、これも好きな時間。窓から外の喧騒が聞こえてくるのも、街に溶け込んでるみたいで悪くない

疲れがピークに達していたらしく、いつの間にかベッドメイキングされたまんまの掛け布団の上にコテンと寝てしまった
夜中に目が覚め、シャワーを浴びて寝直そうとしたら、姉からLINEが来ていた

「エコバッグと、マルセイユの石けんも買って来てね

明日の朝には帰ると言うのに、なんて呑気なんだろうか相変わらずの「お気楽極楽」ぶりだ

「今頃言うの?」と、思わず本音爆発

パリ滞在中、モノプリには何度も買い物に行ったんだけど、エコバッグは全く興味がなかったから一切目もくれなかった。もっと早く言ってくれたら、買うチャンスはいくらでもあったのに、とイラッとしてしまった
「11時にはホテルをでなきゃならないから、間に合ったらね。」と、返信した

朝はサン・シュルピス教会までお散歩したいし、最後のクロワッサンも食べたいし、薬局にも行きたいし、でもモノプリにも行かなきゃならないし、、、
結局最後の夜は、翌日のスケジュールを考えていたら、ほとんど寝られなかった

次回のブログ、「最後までお買い物」につづく


これが大活躍のエコバッグ。サイズは45x40センチだから結構入ります。

外は9時くらいだったかな。青い空を眺めながら、おいしく戴きました
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まさかの割り込みカップル?

2015年08月03日 10時09分11秒 | Weblog
滞在ホテルの真ん前に、カタコンブがある。
カタコンブ、これまた興味はあるもののなかなか来るチャンスがなかったので、優雅な朝ごはんと引き換えに見にいくことにした

10時オープン。窓から下をみると並んでいる様子がないので、15分前に下に降りた。ホテルのフロントでチェックアウトの時間を尋ねると、「基本は11時だけど、希望があれば12時でも、それ以降でも構わないよ!ただ、1時半にお掃除が入るからそれまでに帰って来てね!」と言われた。
「今からカタコンブにいって来ます!」と伝えたら、「ホテルを出て右に行くといいよ!ボンジョルネ!!」と、笑顔で教えてくれた

ホテルから1分のカタコンブに向かうと、信じられない程の列ができていた窓からは死角になっていたらしい

1時間位で入れるだろうと判断し、待つことにした。
カタコンブ入り口の反対側2/3は公園になっている。公園をひとまわりすると入り口にたどり着く。
ただ、一回の入場に人数制限があるようで、なかなか前に進まなかった。公園の木々の日陰のない位置に来ると、刺すような日差しを全身で浴びることになる。時間だけが刻々と過ぎ、クラクラして来たこんなに待つとは思わないから水も持ってない。蒸発しそうだ
まさに忍耐の一言

2時間が経った頃、私の左横に見たことのないカップルが現れた
「こんな人、いたかな?」
すると、私の前に並んでいたイタリア系の中年夫婦が「最後尾はあっちだから、そこに並びなさい。みんな2時間も並んでいるのよ。」と2人に伝えた。初めは彼女が何かを答えて、夫婦が最後尾を再度指で差し示していたが、いきなり彼女が黙り込んだ。何を言っても固まったまんま
夫婦がイラっとした顔で訴えるも完全無視して横に居座った。

うかうかしていると、私の前に割り込みされてしまうそれだけは許せないので、イタリア系夫婦の後ろに磁石みたいにピタッとくっついた。
するとこの隙間には入れないと判断し、私の後ろを狙い始めた。それを見た後ろの人も私の後ろにピタッとくっついた

さすがに諦めるだろうと思ったら、その後ろにやすやすとすべりこんだ。
「えーっ、入れちゃうの
結局このカップルは、たったの30分ほどで入場出来たのだ。実に不愉快だった

私は154人目、12時40分に入れた
ホテルには1時15分には戻りたい
長くて狭い螺旋階段をどこまでも降りていくと、外とは打って変わりヒンヤリとした空気が漂ってきた。
寒いくらいだ。じっくり見たいとこだけど、駆け足で見てまわった

骸骨が綺麗に積み重ねられている。怖いかと心配したが、あまりにも数があり過ぎて、見慣れてしまった。
骸骨は、表情が無いからみんな同じにみえてしまう。
それよりも、意外と頭蓋が小さく、歯も小さいことに驚いた。現代の欧米人は日本人よりも体型が大きいから歯も大きいと思ったら、意外に小ぶりなんだと知った。私の歯の方がよっぽど大きい!!触っちゃいけないんだけど、ジェンガみたいに一本大腿骨を引き抜いても崩れなさそう!なんて不謹慎なことを考えながら走りすぎた

延々と続く骸骨の壁を過ぎ、やっと上に上がる階段が現れた。初めに降りた段数よりも少なく感じたのは気のせい?
めでたく地上に出てきたら、全く見慣れない場所にでてきて呆然
出口にいた警備員?さんにダンフェールロシュロー駅はどこかを聞き、ホテルまで走った

いやハンパなく遠かった
ホテルに着き、階段を駆け登った時には息ができなかったフロントにいたオーナーが笑顔で、「カタコンブ行ってきたんだって?どうだった?

1時半までに帰ってこれなかったことが申し訳なくて、カタコンブの感想どころじゃなかったのに、優しく声を掛けてくれた
ルームキーをもらい、慌てて部屋にたどり着くと私物以外のお部屋のお掃除が済んでいた。ダッシュで荷物をまとめていると、コンコンとノックする音ドアを開けるとお掃除のボニーさんが笑顔で立っていた。「カタコンブ行ってきたのね。どうだった?」と、ホテルのスタッフみんなが私の行動を知っていて苦笑い

遅く帰ってきたことを謝ったら、「心配ないわ、大丈夫よ」と、言い、慌てて部屋を出る私に「Au revoir bonne journee!」と言ってくれた

こちらのホテルはたった2日の滞在だったけど、スタッフの笑顔と親切な対応に大感激またリピートしたいホテルが増えた。
カタコンブは、並ばずに入れるなら、もう一度行ってみたい


右下の建物がカタコンブ

ならび始めたばかりの光景。
まさか2時間半も待つことになるとは夢にも思わなかった。

階段を降りついた地下20mほどに、こんな建物があるってスゴいね

ここは地下の納骨堂です。
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艱難辛苦の帰路

2015年08月02日 08時17分04秒 | Weblog

全身全霊で花火を満喫したあと、待っていたのは真夜中のフィールドワークだった

「メトロは人でいっぱいで乗れないから歩いて帰ったほうがいいわよ!パリは意外と狭いから案外歩けちゃうのよ。」と、パリ滞在前半にお部屋をシェアさせて頂いたTさんにアドバイスされた。どこに行くにもメトロに乗る私には信じられなかったが、アドバイス通り地図を片手に歩き始めた
まずは、モンパルナスタワー目指して歩けばいい
ビルアケムから、6番線のメトロと平行に黙々と歩き出した。車道は渋滞、歩道にあふれた人が車道にも溢れ出す。歩道はカフェのテーブルがあったり、子供が歩いていたりと、障害が多く自分のペースで歩けないので車道を歩いた

ビルアケムからナシオン方向に4つ目の駅、パスツール駅まで来た。足が限界に来ている立ち止まると、足がガクガク震えている。実は昼間に友人と会ったのだが、思いの外歩いてしまったのだ。アルママルソー駅からオステルリッツ駅までセーヌ川沿いを散歩したのだ。これは予定外だった出来ることならメトロに乗りたいと一瞬魔がさした
メトロに入りホームに出ると、線路に落ちそうな位の人で溢れかえっていた
結局メトロのチケットが無駄になっただけ
泣きたい気持ちを抑えて、メトロを後にした。

しばらくすると左側にモンパルナスタワーが間近に見えてきた一度地図を確認したが、ピントが合わず全く読めない目を凝らしつつ、地図を前後に動かしてピントが合う位置をさがし、なんとか大通りの文字を読んだあともう半分。頑張れと、励まし歩き続けた

最後のラスパイユ大通りは驚くほど静かだった。人っ子ひとり歩いていない時間は夜中の1時半。かなり怖い人がいないってこんなに怖かったっけ?

余計なことは考えずにひたすら歩き続けた。通りにぶつかればそこが懐かしいライオンの像がある広場だ。
いつまでも突き当たる気配がなく、道を間違えたかと不安になったが、今更後戻りはしたくない。自分を信じるしかなかった。

あ、あれはライオンのおしりかなそうだ、後ろ姿に違いない

一気に疲れが吹き飛んだ
あぁ、やっと辿り着いた
1時間半も歩いていた
無事ホテルに帰って来たら、フロントには誰もいないフロント向かいのソファで仮眠している人がいる。肩を叩いて起こそうかと思ったけど、逆に驚かしそうなので、フロントのベルをチンっと鳴らした。「J'arrive!!」と、声がして女性が現れた。そう、そこのソファで寝ていた彼女。キーを貰って部屋に帰った。

花火も凄かったが、その後がハンパなかったね
ちなみに私が歩いた軌跡は見出し写真のオレンジの蛍光ペンでなぞっっています。
またいつか、この花火を見るチャンスがあるかもしれない。その時は、必ず老眼鏡持参でいかないとね
あとは、丈夫な足をキープしておかないと!

さっき、地図を見ていて気付いたこと。
ひとっこひとりいなかったラスパイユ通り、なんとモンパルナス墓地に面していた
知らずに歩くことが出来て良かった


パスツ-ル駅。乗れる電車が来るとは思えない

モンパルナスタワーを見てこれほど幸せな気分になるとは思わなかった

お部屋に帰って来て、カラカラの喉を潤しました。

こちらがゴールのライオン!!

ホテルの窓から見えるエッフェル塔とモンパルナスタワー。
よく歩いたもんだ
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キャトーズ ジュイエを祝う “ 14 Juillet 2015”

2015年08月01日 14時31分30秒 | Weblog

今回の旅の一番の目的は、フランス革命記念日の花火

パリに留学していたときは、8月後半に来て翌年6月に帰国したので、7月のパリを知らない
いつか必ず見たいと思っていたのが、ついに実現したのだ

花火は23時スタート。日が長いパリゆえとは言え遅すぎるよね。9時くらいまで明るいから仕方ないのかも。
ホテルのテレビでは、20時の段階で既にシャン・ド・マルス公園は人で溢れていた。花火を見るにはここが一番だけど、私は2つ手前の駅、ビルアケムから見ることにした。
行きのメトロも途中からおしくらまんじゅう状態30分前に着いたが、こちらも結構人で溢れていたなんとかエッフェル塔が見える場所に落ち着いた。
右隣には、ちょこちょこ動き回る可愛い女の子と、優しく見守るお母さん親子がいた女の子は8才のアマンダちゃん。夏休みを利用してデンマークから娘とパリに遊びに来たと言う。首からぶら下げた立派なNikonのデジタルカメラを小さな両手で構え、エッフェル塔や人並み、興味のあるものは逃さずと、シャッターを切る姿が可愛い
思い通りに撮れないと、母親に尋ね、設定方法を教わり再びチャレンジする。将来が楽しみな立派な子供カメラマンだ
ひととおり撮影して満足したらしく、私とお母さんの間に座り、今まで撮影した写真を見せてくれた。シャッター速度が追いつかず、へんてこなのも沢山あるけど、アートと言えばそれなりの出来映えだ

そうこうしているうちに時間は経ち、エッフェル塔の灯りが消えた。ついにスタートだ
けたたましい音と共に花火が見えるはずだったところが周りの樹木に隠れてしまい、かけらしか見えなかった。
大ショック暗闇に木々が溶け込んでしまって視界が遮られていることに気付かなかったのだ
花火の上がった位置によりいくらか見える時もあったが、基本見えない。エッフェル塔は見えても花火が見えるとは限らなかったのだアマンダちゃん親子は早々に私に別れを告げ、場所を移動した。私も後に続いた

セーヌ川に沿ってある公園をイエナ橋方向に向かっていくと、方角的にエッフェル塔の真後ろに近づく。
やや斜め後ろに来たところで花火がよく見えた

エッフェル塔と花火のコラボほど、贅沢な景色はない
感動のあまり、フィナーレでは無意識に叫んでいた

今度は是非真正面から見たい
水とサンドイッチ持参で花火が上がる3時間前くらいにシャン・ド・マルス公園に陣取るのだ

こんな花火キチガイの私だけど、帰国したら、日本の花火は全く興味をなくしていた
東京タワーとのコラボ、できないかしら?それなら見て見たい

こんどは、大晦日のパリの花火を見てみたい



シャンパンフラッシュ!!

花火の動画はこちら!!




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