まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

ブラタモリ 新潟 で懐かしむ

2016-08-04 08:47:03 | TV

ああ、ついに新潟市がブラタモリに登場。

近江アナに「新潟ってどんなイメージですか?」と聞かれたタモさん(ここはナレーションのツヨシクン口調)。
「申し訳ないけど、新潟ってイメージないんだよね」と答える。

いやいやタモリさん、ほんとにそうなのよ。私もそう思うわ。
観光でも何でも、特に新潟市が取り上げられるってほんとに少ない気がする。
きっと全国の皆さん、新潟にはいろいろあっても、新潟市そのものについてはご存じないよね。

かくいう私も学生時代4年間も暮らしていて、おまけにおばさんが新潟で住まいを持っていたから、
子どものころから遊びに行っていたのに。今回の放送で初めて「新潟は砂の町」と知ったってわけで。

そういえば、と、当時の思い出は恥と共に次から次へと浮かんできて懐かしくなった。

叔母さんちは日本海と信濃川に囲まれ、しかも河口近くにあった。
で、海に行こうとすれば坂道を上って崖の細道のようなところに出て、それから砂浜に下りていく、そんな感じだった。
どうでもいい話だけれど、そのころ昭和30年くらいかしら、親戚に泊めてもらうときはお米を持って行ったものだ。
そうだ、小林幸子さんの実家の精肉店も近くにあり、いとことよくコロッケ買に行った。そんなこともあった。

大学も海の近くにあり、何をとちくるったのかサークルは軟式テニス部に入っていて。
テニスコートは砂浜近くにあるから、そこへ行くにはえいこらと坂道を上がっていってた。
夏になるとサークル仲間と泳ぎに行くことも多々。
青春ど真ん中、グループサウンズの時代だから棒切れ持ってそれこそ砂浜で
♪踊りに行こうよ  シーサイドバウンド~
なんて歌ってタイガースの真似していたわけよ。いやはや。

近くに行ったからって、連絡して男子先輩の下宿を訪ねたら、
「○さん、よくひとりで男の部屋に来たね」って言われたけれど。
私は人生相談しに行っただけだったから、えーっなに言ってるのかしらシオカワサン(覚えているのよ)てなもんだったけれど。
そうよね、何考えてたんだろうね、おかしいね。

砂の町痕跡の案内人さんはこちらから姿を現しましたよね。

遠くに見える橋は萬代橋より河口側 柳都大橋

信濃川(ごめん、信濃川には何の思い入れもない) 朱鷺メッセの高い建物 奥に佐渡汽船

(「みなとぴあ」の端っこに堀が再現されている)

そうよ、小学1年か2年ころ8月の川開きを見に、はるばる佐渡から叔母さんちに行ったときは確かに堀が
まだあった。気がする。

学生の頃、下宿へは古町を通って料亭の鍋茶屋さんの建物の裏を見ながら帰って行ったから、
夕暮れになると時々芸妓さんにも会っていた。
わっぱ飯で有名な田舎家さんも横目で見ながら帰っって行った。学生には躊躇する佇まいのお店だったからね。

佐渡暮らしのため行き来をするようになり、ランチは田舎家さん、がふつうにできるようになったときは嬉しかったわ。
さすがにね、鍋茶屋さんでお座敷遊びはちょっと、だけれど。どなたか連れて行ってくれないかしら。
ハラショハラショの新潟小唄も見たいもんです。

いやいやすみません、思い出話に付き合っていただいて。ほんとはいくらでもあるのよ。
ヒロミチャンじゃないけれど、話せば1日はかかる。

次のブラタモリは佐渡、楽しみだ。オリンピックより楽しみだ。

コメント (4)
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火曜の夜は

2016-06-29 09:36:24 | TV

テレビ視聴で忙しい。
昼間はテレビを観ないから夜はテレビ桟敷でどてっと寝転ぶ。

 

火曜日は特にお気に入り番組が並ぶからね。

まずは「イッピン」 
リサーチャーの女性はどうも、とケチをつけるがあの旗を揚げるオジサンは可愛くてぜひともいただきたい。

次に 「サラメシ」
ランチをのぞけば人生が見えてくる なんてもうそれだけで泣かせる。
私が貴一さんびいきと思われてるかもしれませんが。
違います、あまり好きではありません。何であんなに声を張るのかね、と突っ込んでいるくらいです。
でもでもね、さすがに「あの人も愛した・・・」と亡くなった方が愛したお昼ご飯のナレーションは上手で
もう声だけで泣かせていただいてます。
いやあ、8時台に移ってきてくれてよかった。

 

で、その後は「なんでも鑑定団」「ガイアの夜明け」と続けてテレビ東京を愛するわけ。

もう「ガイアの夜明け」なんて好きすぎて。
いつもいつもああこんな人たちがいるんだ、こんな会社があるんだとしみじみとして。
それから日本も捨てたもんじゃないなんて元気貰って。
春クールドラマ「重版出来!」があったときは重なるから録画もしなくちゃいけなかったわ。忙しい。

おまけに合間合間ににうつらうつらしなくちゃいけないから。
鑑定団なんか最後に出てくる鑑定結果はたいてい見逃しているという体たらく。

そんなわけで私の火曜夜はまことに充実しているわけでして。忙しいのよ、はい。

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明日へコンサート

2016-03-13 09:21:45 | TV

昨夜、明日へコンサートを観た。

ここ数日といおうか1週間、TVでは震災関連の番組が多々。
気になっていた番組を視聴。中でもお年寄りや当時小学生や中学生だった人たちの5年間は重い。
胸が痛む、込み上げるものがある。
そんな中での昨夜のコンサートライブ。

北島さんからキスマイ乃木坂48(初めて歌を聞きました)、八代さんさださん、ゆずパヒュームキロロ。
他にもまだまだ。
いずれにしろどの年代の人にも楽しめるなんというぴったりな人選なのだろうか、そして選曲。感服。
奇をてらわないNHKらしい王道な番組構成にも安心して会場の方たちと楽しむことができた。

今まで個人的な考え、ずいぶん独善的けれど。
被災地にはお相撲と演歌と童謡が、いちばん力を与えて励ましてくれるんじゃないかと思っていたし、それは変わらないけれど。
偏見そのもの。

SMAP
♪世界にひとつだけの花 
すごい力を持っているのね。中居さんが曲紹介をしたときの会場からのおーというどよめきと歓声にびっくり。
老若男女皆さんが一緒に口ずさめる歌なんてそうそうあるものじゃない。
しかも振りまで、ね。5人揃って歌ってる姿が感動よぶ、なんてね。

ツヨシクンの2003年ドラマ『僕の生きる道』
ドラマタイトルですでに泣きそうになり、エンドロールに流れる木村さんの(ドラマのときはアルバムからだった)
 ♪花屋の店先に並んだ~ の声を聞くと、滂沱の涙、それはドラマが終わるまで続いたわ、いやいや大げさでなく。
その歌がここまで大きくなって愛されるとは・・・

SMAP。騒動のときは解散もありかな、と思ったけれど、やっぱり駄目よ解散しちゃ。
申し訳ないがもうちょっと5人で頑張って!これだけの人たちがあなたたちの存在だけで喜んでいるのですもの。

中居さん「来年も福島で」と言いましたよね、
それって、俺たちも続けるからってことでいいのかしら、そういうことよね。

夫と、震災の翌年訪れた東北に、今年は行ってこようか、と話している。

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ファン目線

2016-02-21 10:30:59 | TV

もう完全にファン目線で妄想全開。
すみません、よろしかったらお付き合いくださいませ。

昼間はテレビを観ないからもっぱら夜に。見たい番組がない時は録画鑑賞。
で、スマスマフィーリングデートカップル。
楽しくおかしく屈託ないから、ってツヨシクンがね、何回も観ている。そのたびにニヤニヤして。

クリスマスイブにスマップ5人が5人のゲストのおもてなしを受ける、なんて企画。
超豪華のものもあればあちゃあ大変だのものも。

ツヨシクンは菅田将暉くん(初めて知りました、泣くな、はらちゃんに出ていたなんてびっくり)
と岐阜の破天荒な公園でコスプレ写真撮影デートがに当たってしまう。
菅田クンご本人が「面白がってくれる人でないと」なんて言ってるからトンでもデートに間違いない。

それが、自分たちで買ったへんてことしか言いようがないお洋服着て撮影しながら、
「いいね!いいね!いいね!」 「スッゲエ」 「やっべえ」の連続オンパレード。超楽しいって。
こんなにはしゃいだの久しぶりだよって。
23歳の男の子といっしょに撮影しながらの40を超えた男の言葉かと思うけれど。。
それだからこそ画面から二人が満喫していことがもろ伝わってきて。

スマップ5人でそのVTRを観ながら、吾郎さん終始半笑い、キムラサン大爆笑、ナカイサン苦笑。
「おれ、できねえ」って。
観終わった後の慎吾君が「これツヨポンじゃなかったらどうするの?」の発言。ほんとよ。
ほかのメンバーだったらあそこまで無条件に菅田クンのデートプランにのって楽しんでいないと思うの。
それなりに画面作るだろうけれど。
菅田クン、大喜び。つくづくツヨシクンはいい人だとおもうわけ。

 

で、ドラマ 『スペシャリスト』6話。5話までと違ってやや緩やかなテンポ、そして情緒的。

犯人の矢田亜希子さんが青年をビル屋上手すりの向うに運ぶなんてできないでしょ。
あのきゃしゃな体でハイヒール履いてどうやったらそんな芸当できるのだ、なんて結構な部分で私ですら突っ込みいれるも。
そんなこと、このドラマに関しては大したことないんだぜ、どだい1時間連続ドラマに何もかも完璧に視聴者の納得いくように
作ることなんて無理にきまっている。
ここはクサナギツヨシの全てに委ねようぜ、彼の演技ですべてがそんなのどうでもいいにできるぜ、みたいな勢い。
まんまとしてやられました、ほんとに。じわじわと怒りに変わっていく表情の変化。
宅間(ツヨシクンね)の微妙な表情にすべてもっていかれました、はい。
それとも、宅間はドラマの最後に矢野さんのファイルをじっと見つめていたから、スペシャルから続いている「われわれ」
の関係者として彼女に共犯者がいたのだろうか。なんて。
いろいろ推測するわけ。刑事ものドラマだけれどけっこう奥深いのよ。

やっぱりね、ツヨシクンがドラマをやってくれると私の1週間も楽しみが増そうというもの。

そして、今夜は忽那汐里ちゃんと萩原健一さんの『鴨川食堂』 こちらもまた楽しみ。

 

 

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とらえどころのない二人

2016-01-06 08:55:47 | TV


録画しておいた「達×達」を観る。

宮沢りえちゃんが今いちばん共演したい人 リリー・フランキーさん。
ふーんそうかと思う、理由もなく納得。
リリーさんと共演したいだろうなあ。直球投げるりえちゃんにとってどこにミット構えていいか分からない変化球の人だろうからな。
って、リリーさんが出演した作品観たことないけれど、りえちゃんの作品も見たことないけれど想像はつく。

ビートルズ特集でツヨシクンとのMCで。

ジョン・レノンの曲とポールマッカートニーの曲、どっちか好きかなんて
「おしり」と「おっぱい」とどちらが好きかと聞かれるようなもんだ、なんて比喩する人だから。

ビートルズの中でも人気があるメンバーがあったってな話になった時、リリーさん、ツヨシクンに、
「クサナギくん、ライブやってて俺のウチワ少ねえなと思ったことない?」
なんてこと失礼なことしらっと聞くんだから。ツヨシクンもまた、
「ありましたねえ」
なんてすらっと答えるんだから。
リリーさんって、きっと相手を無防備にして肩の力抜かせるものがあるのね。

普段テンションが上がっているのを見たことない
ブラックでエロい
虫なんか殺さないような見た目

だなんて言ってた宮沢さんが対談途中で、
「いっぱいお話を聞いている気がするけれど、何も聞いていない気がする」って言った。

そうそうそう、そうよ。リリーさんてそんな感じよ。なにしろ井上陽水さんに「すうすうする人」
って言われたんだからね。きっと、掴まえ所がないのよ。

で、リリーさんが「自分のことを他人は単純に見る人 深読みする人がいるって。りえちゃんは深読みしているんだって」
こういうふらっとした人を深読みすると痛い目にあうだろうなあ。

そしてリリーさんのことをすうすうする人といった井上陽水さん、これまた録画してあった「SONGSスペシャル」を観る。
珍しく桑子アナのインタビューを挟みながら。きっと桑子さんのこと気に入ってるな、よくしゃべっているもの。
うーん陽水さんも相変わらず捉えどころがないわねえ。
歌は♪とまどうペリカン ♪リバーサイドホテルもう大好きな曲だからこれだけで満足して。

年を取ってくると陽水さんでも感じ方にも変化があるのね。
ほぼ同じ年代の私にもその気分は分かるような気がするわ。

たとえば、ライブについて。
この頃恥ずかしくなくなって、年の功といおうか
大事な感性 シャイ 控えめ デリケートだとかそこらへんが摩耗して
そうしたら楽しくなってきたそうな、いいことだ。

カバーの楽しみについて。
知人や知人のパートナーが亡くなったりすると
シンプルな言葉遣いが 作為のないひねってないシンプルな感じがぐっとくるような年齢になったって。
飲み物でいうと麦茶とか白湯がいいな 色が味がついているのがうるさいと思うだと。
って「あの素晴らしい愛がもう一度」をカバーして歌うのだけれど
うーん、そうおっしゃるならもうちょっとシンプルに歌ってよってカバー好きじゃない私は思うわけでして。

大好きな先輩のタモリさんのエピソードも披露。
あまりぺらペラしゃべらなかった若い時に車で二人してゴルフに行ったとき

陽水さんは大好きな人でリスペクトがあるからしゃべられななかったんだって。
それだからと言って緊張しているだろう後輩が固くなっているだろってほぐしてくれるようなような
やわなタモリさんではない(ああ、こういう時軟なって言葉遣うのね)
結構長い時間車内がそんな空気で、陽水さんがこれ以上もう耐えられない、というそのときに
タモリさんが面白いエピソードを披露してくれたんだって。そのとき陽水さん
「ああこの人はほんとにやらしい人だな」と思った、だって。

うーんタモリさんを表すのにこんなに適切な言葉はないね。やっぱり言葉を操る人だわ。
そしてタモリさんも捉えどころのない人だ、と思う。

以上、私の勝手な妄想の中で。そんな捉えどころのないお三方がけっこう好きなのよ。

 

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ドラマは現実を越える

2015-12-08 12:59:15 | TV

日曜日のNHK特集は『無届介護ハウス』の実態を取り上げていた。
もう観たくないなあと思いつつ、やはり目を背けてはいられない。
実は2015年1月20日(火)のクローズアップ現代で、すでに『無届介護ハウス』のことが放映されていて。
私は、ああ、やっぱりこういう施設が存在しているんだって、感想を簡単にメモしていた。
それと今回の放送はほとんどダブっている。

1月で取り上げた江戸川区のある無届介護ハウス。

この施設は、国が求める老人ホームの基準を満たしていない。
廊下の幅が狭く、部屋もすべてが個室というわけではない。
消火器などはあるが、今はスプリンクラーは設置されていない。
しかし、安い料金で高齢者を受け入れるためには施設の改修に費用はかけられないという。

7年前に入居した86歳の女性の例。
介護を頼れる家族はいない。
体調を崩して入院して以来、自宅で1人で暮らすのが難しくなり、収入が少ないため、
入れる施設はここだけだと区役所から紹介されたと言う。
家族は? の問いに 「いない、誰もいない。 自分の行くところがないから、ここが一番いい。」



その無届介護ハウスの方が実態を知ってもらいたいと経営者の方が取材に応じてくれて。
「今の日本で老人ホームをやるには(個室が)1人何平米以上と決まっていますから、これを確保しなきゃいけない。
だけどこういう民家だからできない。それだけ工事をしてやるまで採算的な問題になってくる」

「行政からの依頼を受けたり、病院からの依頼を受けて、うちみたいな所を探してくる。
やっちゃいけないというのであればやめます。でも、入っている人はどうするんですか。」 


この言葉を聞いたとき
「あれ?どこかで耳にしたセリフだ」って
そうよ、ドラマ版「任侠ヘルパー」だわ。ツヨシクン演じる彦一が、
施設を取り壊しに来た厚生省役人に向かって言い放った啖呵だわって。


2009年7月から始まったドラマは、その筋の者が親分を決めるのに介護施設でヘルパーの仕事を経験して・・・
というとんでもない非現実的な設定ではあったが、内容は実にシリアスで深いものだった。
そして、ドラマが取り上げていた1話1話の内容が未だに今日の介護の実態を映し出しているという現状に胸が痛くなる。

サブタイトルが全11話中

・頑固ジジイの涙(老人のおむつの問題)
・阻止せよ 老人虐待  ・詐欺ヘルパー現る  ・認知症患者の恋 ・非婚アラフォーのシングル介護 

等々でも推察できるように社会問題や介護問題を取り上げた展開がされていて、当時は私も両親の介護に佐渡通い
をしていたから本当に共感を持って観ていた。

確か最終話だったと思う。
介護難民を引き受けて世話している施設に厚生省の面々が機動隊を引き連れて来た際のやり取りだったと思う。 

厚生省役人 「ヘルパーの数も明らかに不足、今後何か問題が起きたらどうするつもりですか」

彦一 「だったらお国が何とかしてくれよ。あいつら現に行き場がないんだよ。俺たちが見捨てたら、
     てめえらが引き取って面倒見てくれるのか」

厚生省役人 「認可もない医療も健康管理の体制もない、そんな劣悪な状況に高齢者を押し込んで介護施設を名乗る、
         そんなもの介護と呼ばないんだよ」

彦一 「じゃあなんなんだよ、介護ってのは。教えてくれよ、頭わりいから教えてくれよ」

厚生省役人 「分かんないのだよ、頭のいい俺にも。たぶん答えはないだろう」

彦一 「あんたら答えも分かんないで制度作ってるのかよ。
     目の前にいる人間を見殺しにしなければ成り立たない制度だったらいっそのことつぶしたらどうだ。
     目の前にいる弱い奴らほっとくことはできねえ」

と、この後はドラマだから厚生省vs彦一たちその筋の者たちとの大乱闘になるわけで。

 (写真はすべて 京都 光明寺)

放送からもう6年も経つというのに、そんなにも月日が経っているというのに、特集を観る限り未だなんの解決もみていない。
彦一の台詞は、日曜日放送で無届ハウスのことで役所の指導を受けた介護ハウスの経営者の方の気持ちをそっくりそのまま、
代弁しているに違いない。
それを考えてもこのドラマの持つ意味は大きいと思う。明らかにドラマは現実を越えて問題を提起していたわ。
介護に携わっているお役所の方々はぜひ観てください、と声を大にして言うわ。
解決は一朝一夕にはできないと思うけれど。

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力が入るドラマ3作

2015-11-06 08:24:41 | TV

夏ドラマは一つも観たい作品がなかったけれど、この秋は3作も楽しんでいる。
好みと感想が偏っていることは承知のうえで。

 

 

『デザイナーベイビー』

いやあ3作の中で一番見応えがある。一押し。
来週最終話なのが惜しいくらい。でも程よい長さで。
といっても、1話から3話くらいまでは途中寝落ちすることもあったことは内緒。
面白い!どうなって行くのとはらはらする。今週の7話「公開捜査」など出色だった。

産科にまつわる最先端医療とサスペンスの絡み合ったストーリーがぐいぐいと展開されて。
しかもそのストーリーが 二転三転していく。

最初は新生児が誘拐されたということでただのお金目当ての事件かと思われていたのが
ひとつひとつの事件やエピソードが遺伝子操作で産まれたデザイナーベイビーの部分に
集約されていく

妊娠8か月妊婦で刑事役の黒木メイサちゃん、任侠ヘルパーでしか観たことなかったけれどすごい存在感ね。
私の好きな微妙な感情表現、とは違うけれど、彼女自身の存在が、妊婦だからこそ理解できて事件の核心に
迫っていくという役どころにぴったり。うーんと唸っています。

作者は実際の産婦人科医の方、その方が理想の産婦人科医という役を演じるのは渡部篤郎さん。
銭の戦争で見せた煮ても焼いても食えない役と全く違って。
役者なんだから当たり前だけれど、誠実で懐の深い医師を見事に演じていてその差に驚いたわ。
いやいや個々の俳優だけじゃなくて、警視庁、病院産婦人科、産婦人科にまつわる人々それぞれが
チームとして全体がとても気持ちよく回っている。
演出も脚本も大したものね、と上から目線で。
中でも産婦人科助手役の細田善彦さんに注目だあわ。

と、このドラマは観ている私に物凄く力が入っている。

 

『破裂』 http://www.nhk.or.jp/dodra/haretsu/html_haretsu_cast.html


こちらは役者陣が力が入っているドラマ。
心臓外科医の 椎名桔平さん
策略家の官僚 滝藤賢一さん
そして、国民的俳優という役どころを演じる仲代達矢さん
この3俳優さんの対決シーンが見もの。

常に眉間にしわが入っている演技(のイメージ)で観ている私としてはいささか疲れる。
が、甲本雅裕さん(好きよ)演じる部下が椎名さんを裏切るあたりから「やっぱり」な感大で面白くなった。
最後はどのように集結していくのかしら。

 

『下町ロボット』

いちばん期待していたのになあ。
阿部寛さんの町工場社長が自分の夢実現に力が入り熱く語るのだけれど・・・
なんだかなあ。
いささか安っぽいんじゃないのと、ちょっとイライラするのよ、ごめん。
熱い阿部ちゃんだけれどついていけそうもない。う~ん、と唸って力が抜けたわ。
今週も観るのかしら、分からん。

 

 

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「ヨルタモリ」のふたり

2015-09-12 12:50:53 | TV

録画しておいた「ヨルタモリ」 香取慎吾君来店の回を観た。
独断と偏見でツヨシクン来店のときと比べてみる。

慎吾君、ツヨシクンとはえらい違うのね。
ツヨシクンはなんの衒いも気負いもなく店に入って来て、ママの宮沢りえちゃんと、
「ツヨポン!」「リエポン!」「アイラブユウ東京!」なんてお気楽にやっているけれど・・・
慎吾君、ちょっとおどおど様子伺いながらの態。おれ、入っていいのか?大丈夫なのか?の表情。

ふたりともタモリさんに会えてとっても嬉しいのが分かるのに表す態度がずいぶん違う。
ツヨシクンはすぐに懐にするっと入って心底楽しそう、タモリさんとの間になんもない。
この夜はタモリさんもすごく饒舌喋る喋る愉快そうにタモリさん、持論展開。

対する慎吾君は久しぶりの再会が嬉しくても楽しくても、どこか薄いバリアがすーっと挟まっている感じ。
そりゃあお酒の力がいるわ、タモリさんと会話するのに。ハイボール10杯飲んだって言ってたものね。
自分を全開していないから、常に相手との距離を無意識にはかって接している感じが抜けないように見受ける。
お酒の力を借りてもセッションしても即興ソング歌っても、慎吾君の薄いバリアは最後まではがれなかったと思うわ。

そんなだから、うん、慎吾君とはジャズな人かそうでないか、なんて話題は出ないな。
夢に向かってなんて、とか、友達100人できるかななんてことを、貶して盛り上がることもないな。
トーストにバターを塗る音が嫌だとか、朝飯が和食の家は家庭円満、なんてどうでもいい話のやり取りは慎吾君とはないな。
(タモリさんいわく、ジャズな人は今日を今日のために生きる人、だから向上心がないんだって。
今日を明日のために生きる人はジャズじゃないそうだ)
ちなみにツヨシクンはジャズな人ね。ジャズな人って褒め言葉なのよ、ご本人はそう受け止めていないみたいだけれど。

慎吾君が、慎吾君をえらく贔屓にしている三谷幸喜さんとさえ電話番号のやり取りなんてしない、と言うのも分かる気がする。

ツヨシクンがするっと相手の懐に飛び込んでいっちゃう、で思い出す。
映画「あなたへ」の撮影時。
高倉健さん行きつけの金沢のステーキ屋さんかな、健さん、お土産にそこのステーキを焼いてもらって、
「これクサナギに食べさせる」ってホテルに持って帰った話。
例の騒動のときに、健さんがツヨシクンのお手紙を出していたそうだ。この二つのエピソード、貴重。

どちらがどうの、いい悪いの話ではない。ふたりの気質の違いだろうと推察している。
それは別にして、慎吾君がスマップにいるときとは、顔つきも雰囲気も大人びて違っていたからそれはちょっと驚き。
テレビ観て勝手な妄想するのは面白い。妄想だからほとんど違っていると思うけれど。いいの。


 

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『もぎりよ今夜も有難う』

2015-06-12 12:22:14 | TV

今回借りてきた本のうちの1冊。書名、表紙の絵、ひいきの片桐はいりさん著、となればすぐさま手が伸びようというもの。

 大きくして見て頂く。中身が想像できてもうぴったり。
はいりさんのエッセイ本は「わたしのマトカ」に続いて2冊目。

銀座の映画館、そこでかつて“もぎり”として活躍した俳優・片桐はいりの、
『キネマ旬報』での人気エッセイに加筆、番外編も収録した書籍、ついに発売!
若きもぎり嬢だった当時の追憶、1980年代から現在のシネコンに至るまで、
今も変わらぬ映画への想い、そして映画館への想いを、
映画専門雑誌『キネマ旬報』にて、4年余りにわたりあますことなく書き綴った連載
『もぎりよ今夜も有難う』の待望の書籍化!!
2009年第82回キネマ旬報ベスト・テン「読者賞」を受賞。

と紹介されている。

いやあ、寝転がってニヤニヤしながら読むにはちょうどいいのよ。(ごめん、はいりさん)
私、片桐はいりさんを知ったのは映画「かもめ食堂」でのミドリさんで。
そりゃあ衝撃でしたよ。私の中で、もたいまさこ嬢、小林聡美嬢に続いての「嬢」がつく女優さん。
もちろん、エッセイの中にも「転校生」の章で書かれています。

自らの出自を問われたら「映画館出身です」(渡り鳥映画館に帰る)胸張ってこたえたい。
と言っているように、映画より映画館への熱い懐かしい想い出がつづられていて、私も学生時代、
今よりはずっと映画館通いをしていたからそのころの映画館の雰囲気が甦ってきて、
「そうそう、そんな感じだったよね」
と我知らず一回り以上年下のはいり嬢に相槌打つ。

(王の男)をもじった「女王の男」
このエッセイでは銀座文化劇場にいろいろな男が出入りしていた、とあって中に痴漢のことが。
そうよそうよ、私だって若かったから映画館で痴漢に隣に座られて対策に往生したものよ。
はいりさん、とうとう男装したんだって。でもでもトイレで往生、あとはご想像にお任せします。

横浜の映画館では宮川町の「かもめ座」のことが。私は知らなくて損した気分。
なんといっても映画館の舞台で寝転んだり、誰よりも早く小屋に入って劇場にいるのが好き、
だそうだから、地方の映画館への思い入れも並大抵ではない。

思わず、はいりさんB型でしょ、と推測していたら当たっていた。
「偶然の旅行記」地方に行く時はその地方のことを見逃しちゃあいけないと念入りにネット検索する、で何となく。
で検索しすぎてパソコンが壊れ、やむなくいっさいの下調べなしで北兵庫に出かけたって結果。
わたしの体の検索機能は勝手に映画館を見つけてくるようだ、そう。
「検索より探索」の言葉が浮かんで。

そんな地方の映画館訪問エッセイを読んでいくうちに、私も若かりし頃通った佐渡の「橋本座」や「両津会館」
新潟の「名画座」などの佇まいが目に鮮やかに浮かんできて、ぐぐっと懐かしくなったわ。

あっ、そうそう、「はいり」という芸名、アルプスの少女「ハイジ」をもじってつけたんですって。ご存知でしたか?
趣味特技 料理、は「わたしのマトカ」の中でフィンランド滞在中の料理の話が出てきてたから、やっぱりの感。

ともかく、あとがきに書かれているように、
「もぎり・映画館・もぎり・映画館・もぎり・映画館・」への愛情にあふれた1冊で、
ますますはいりさんが好きになったわ。ほんと。

 

 

 

 

 

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「すーすーしている人」

2015-06-04 12:31:31 | TV


「スースー」かな、って迷ったけれど・・・
録画しておいた『The Covers 井上陽水スペシャル』を観た。2月の再放送だったのね。
MCノリリーフランキーさんとのトークが絶妙でおかしくて、繰り返し観ては大笑い。
同郷小倉の先輩後輩の仲で、リリーさんが陽水さんのことを「先輩」と呼んでいるから、
体育会系じゃあるまいし、と内心突っ込みまくり。

で、リリーさんが何回もお会いしていますよね、と言うのに対し陽水さん、
「そうお?たくさん会っているらしいけれど、記憶にないのよね」ってニヤニヤさらっと。
「リリーは高圧的じゃなく暑苦しくないものね、すーすーしている人だから会った気がしない」って、記憶にないって。

「すーすーしている人」
タモリさんが言う「ジャズな人」に続いて私の中で大ヒット。
確かに。リリーさん、すーすーしている感じ。
私の周りで陽水さんの言うすーすーしている人、いるかしら。
私は会ったことないと言われそうな一点で、そうかしら?って思わなくもない。うーん。

本筋のカバー曲。
私の馴染んでいる歌は、昭和真ん中以降の歌謡曲とポップス、SMAPで止まっているからね。
最近の歌なんてほんの数曲しか知らない。
ましてや誰かが誰かの曲をカバーする、なんてどこがいいんだ!と自分の感性のなさを棚に上げて怒る。

贔屓の陽水さんだって、この日共演したラテンバンドのオルケスタ・デ・ラ・ルスと歌った
セルフカバーの「氷の世界」のみ、いっか、よ。
宇多田ヒカルちゃんの♪SAKURA ドロップス なんてヒカルちゃんのがいいに決まっている。

それにしても、言葉を操る職業のおふたりのトークの醍醐味。
♪ラテン氷の世界を聞いた後のリリーさんのお言葉、
この氷はビーチサイドのカクテルに入っている氷のようだって。陰鬱やセクシーさが出ているって。
つらいことを歌うとつらいことを乗り越えた人の色気が出るって。
どこが?!わけ分からん。それでいて、何となくそうね、と思わせるからもっと例えろ!って言いたくなるのよ。


でもでも。
陽水さんの先駆け的なカバーアルバム『UNITED COVER』
ちらっと流れた♪花の首飾りや♪コーヒールンバはとってもいいわ。
そのほかの曲のラインナップ見ても聞きたくなる。
ご本人の弁。
2001年当時オリジナル曲全盛の時代、
オリジナルの曲作るのが大変だな、人の曲だと詩なんか考えなくていいんだ、
って思ったそう。早めに分岐点に立ったて。
いちいち話すことが面白い。一癖も二癖もあるからね。

こんな人、旦那さんに持ったらどうかしら、めんどくさそうね。
ご本人はすーすーしている人かしらね。
暑苦しくはないと思うけれど。

コメント
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