土曜日の東京直通のMAXときは混むだろうなと予想したら、案の定で常になく車内はすでにいっぱい。運よく通路側に席を確保できて、一息。
通路を挟んでお隣は、すでに座席相向かい6席確保できたことで相当早く並んでいただろうなと思わされる家族5人連れ。
おばあちゃん、ママ、長男君(5歳くらいね、きっと)、年下3歳長女はるかチャン、2歳になるかならないくらいの次女チャン。おばあちゃんの言葉、アクセントから佐渡への帰省からの帰りだとすぐ察せられる。佐渡発5時半カーフェリー乗船で、8時に新潟に着いたのだな。私が乗った高速船には見かけなかったもの。
はるかチャン、愛嬌がよくて、ニコニコこちらを見る。そして、おばあちゃんのお隣で機嫌よく過ごしている。お菓子を食べたり、パンを食べたり、絵本を見たり。おばあちゃんが根気よく相手をしていて、飽きさせないのよ。
ママのことは勿論、次女チャンが確保。抱っこしてもらったり、お絵かきを手伝ってもらったり、お話し相手をしてもらったり・・・
ママが優しいのか少しもぐずらない。
お兄ちゃんは、ホレもう大きいから、マイペースで過ごしている。
はるかチャン、お利口でおばあちゃんといろいろしていたが、大宮を過ぎてそろそろかなという頃、
「はるか、降りたらお母さんにおんぶしてもらうんだ。」と宣言し出した。
おお、いいよ、はるかチャン、今までずっと我慢していたものね、アナタだってママにかまってもらいたいよね、おばさんはそう思った。
しばらくしてまた、「はるか、お母さんにおんぶしてもらうんだ。」と訴えた。おばあちゃんは「はるか、おかしいよ、何歳?おばあちゃんと歩こうね。」と諭す。はるかチャン、やっぱり「おんぶしてもらうんだ。」ときっぱり!そして、それまで大好きだったおばあちゃんに向かって「おばあちゃん!じゃま!」と言う。
そうだな、おばあちゃんがいるからはるかチャン、歩かなくてはいけないと思ったのよね。
都内に入りだしたら、ママは次女チャンをおんぶしだした。それを見てはるかチャン、「はるか、歩く!」更にキッパリ。続けて「はるか、疲れるかもしれない。」「はるか小さいから歩けなくなるかもしれない。」・・・
はるかチャン、なんと健気だ、おばさんは泣けそうだった(おおげさ)。たった3歳でも、こんだけの気遣いができる子がいるのね。我慢しようとする子がいるのね。
ママさん、はるかチャン、おんぶでも抱っこでもいっぱいしてあげてね。
3人の小さいお子さん連れの旅は、誰かの助けがなくては出来ません。お隣にいてつくづく思いました。2時間の間子供たちはひと時もじっとしていないものね。おばあちゃんもママも大変だなと疲れるだろうなと
見ているだけでくたびれたおばさんは思いました。
そして、私にも孫の一人くらい抱かせて欲しいとしみじみ思いました(さめざめ)。