まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

グレタのかしら

2007-11-21 15:54:28 | モブログ
いやいや私のことではありません、そりゃあグレタクナル時もあるけれど、今回は母のことです。

おとといの午前中、いつもように母の部屋に入ると、いきなり頭にアイスノンをしている母の姿が。今まで一度もなかった姿にドキッとして、額に手を当ててもそうでもない、で毛布をめくると両脇に2つのアイスノン。計3つのアイスノンを抱えているではありませんか。
「どうしたの」と母に聞いても、もちろん返事はありません。心なしか母の呼吸がやけに静か、(のような気がする)握り返す左手の力も弱々しく感じる、(確かに感じた)いつもは如何にも痒いのよ、というように背中をさかんに動かすのですがそれもしません。動かない右手は手の甲が紫色に変わっている、急いで足を見たのですが、それは何ともなくてひと安心しました。
介護職員の方に聞くと、頭の熱はそうでもないのだが、おなか周りが熱くて38.6度の熱があるとのことでした・・・

どうにも心配なので、午後も施設に行ってみました。折よく看護師の方が来てくれていて、咳も痰もなく他もいつもと変わりないのだが、熱は下がらないので検尿をしてそちらの方を調べてみるとのこと。
熱は下がらないけれど、見た目には、全身状態は午前中よりずっと力が入っている気がしました。左手をさかんに動かします。顔をしかめてどこか気に入らないような顔をします。その様子に少し安心して家に帰りました。

夜。きっと尿路感染症だな、入院だなと覚悟を決めて、珍しく携帯を枕元に置いていつ連絡が来てもいいようにしました。いろいろな思いが浮かんでくるのですが、ま、仕方がないと思ったら、もう爆睡していました。

昨日の朝、もう連絡が来てもいいころだな、なんて内心思っていたのですが、何の音沙汰もありません。そのうち、父が「かあちゃんとこ、行って来る。」(父には話しませんでした)と言うので行ってもらったら、母はアイスノンはしていなかったとのこと、目を開けていたとのこと、熱は下がっていたとのこと・・・
なんだなんだ、あの心配はなんだったんだ、と思ったとたんふーっと肩の力が抜けました。
午後オムツたたみがあったので行ってみると、しっかり目を開けていて、「母さん!」と呼ぶと、ふがふが返事をするではありませんか(気がする)。よかった!!

母のことはすっかり油断していました。あれはきっと母の抵抗に違いありません。私が火事騒ぎで4、5日黙ってほったらかしておいたから、怒っているのです。母ならありそうなことです。横浜に帰る時は、いつも、母に、待っててくれと頼んでおくのですが、今回はそれもなく、ただ一人にされた気がしてグレタに違いありません。
火事後片付けの時、マサチャンママが「あんたたちの葬式の時は、何をおいても行くからね。」と言ってくれたので、「屏風と団子忘れないでね。」と念押ししたことも、ご主人がそれを引き取る時お金がかかるそうでというと「そんなバカな、俺がただで運んで来てやる。」と言ってくれたのも、すっかり聞いていたに違いありません。それでむくれて、熱を出して心配かけさせたと確信しています。
分かりました、分かりました、今度からは行かれない時は必ず言いますから・・・
まだまだ葬式関係のことは手配しませんから・・・
熱なんぞ出さないでください。お願いします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする